第3話

焦っていたら、大きな扉が突然開いた。


「あ!?」


現れた女の子は明らかにコスプレをしていてメイド服だ。


「お嬢様!」


なんて咄嗟に口にして、こっちに飛んでやってきた。



「お嬢様!やっと目覚められたんですね!」



なんだなんだと思っていたら泣き出した。



「あ、あの、ど、どちら様ですか?」


「え?!」



メイド服の女の子が驚いた顔をして私をガン見している。


「もしや、記憶喪失?!」


そんなことあるかいな!!!

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