広報官として勤務していたら異世界に飛ばされた件について
ESMA
第1話『ピンク頭雷に打たれる!』
「少しお時間よろしいでしょうか?」
半分清々しく、半分邪な笑顔で問いかける。
ほとんどの人はそのまま無視するか、軽く会釈して遠慮するかのどっちか。
たまに子供連れの家族の子守りをしたり、スマホや一眼レフを持った大きなお友達と熱心に話したりする。
「ああ、今日も収穫はゼロ、仕方ない撤収!」
ピンクの毒々しい色の髪を持った頭を項垂れて撤収する時に運悪く雨が降ってきた。
「雨だ」
ポツポツと降り出してあっという間に大降りな雨になり、仕方なく天幕の中に入ろうとする。
その時。
気づいた時にはもうおそかった。
天を衝くような轟音と共に稲妻がピンク頭を突いた。
「ぎゃぁっぁぁぁぁぁぁx!!」
悲鳴とともに意識が途絶える。
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