第15話:二行目で光源氏の解けぬ夏
二行目で光源氏の解けぬ夏
にぎょうめでひかるげんじのとけぬなつ
今と昔、時代は変わっても歴史は巡る。昔とは全くの正反対。顔も知らない相手と、簡単に繋がれる。そんな気にはなれないが、想像力を働かせれば一応理解は出来るつもりでいる。
でも二行目にして、新たな相手と繋がろうとする光源氏の気持ちは、私には理解出来ない。いや、より分からなくなった。
一行目で、もう私の存在は消えてしまっている。そして、二行目で新たな出会いが始まっている。
一緒に居ても、すでに取り残され置いてきぼり。隅から隅まで読んでも、どうしたらよいかなんて、手掛かりさえ書かれていない。
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