長生き者と夢の朝焼け
@shikonnaru
第一話 好奇心
「#!(%!#%!)!」
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「バチーンっ」
「ってぇなぁ、急に落とされたんだけど」
そんなことを言いながら春と思わしいき心地の良い晴天の空を、生え始めの芝生に寝転がりつつ見上げた。暖かい風に森が喜び、川が歌い、山が鳴くそれはまるでオーケストラが管弦楽曲を多重編成で演奏するようだった。親に連れられてオーケストラを聴きに来た子供が、演奏中に寝入ってしまう様な気持ちで彼が寝ようとするのを、阻止するがごとく頭上から物が落ちてきた。
「痛ったアァ!!」
痛がってばっかりだなぁと愚痴りながら“それ”をどかしつつ起き上がると、“それ”は六法全書の上下巻合わせたほどの厚みをもつA4程度の大きさの紙が使われた図鑑の様なものであった。
「なんだぁ、これぇ」
そう言った途端に頭の中に少し低めの声が聞こえた
『それは、』
「びっくりしたァ‼︎」
いきなり前兆も無しに聞こえたのだ、驚いて当然であろう
『あぁすまんな』
いきなり語り掛けて来ていきなり謝られたため、一瞬思考停止したがすぐに動き始める
「お、おぉ、、、でッ誰ぇ!」
『まぁ神だ』
そう言われ、皆思うようなことを水が高い所から低い所に当たり前に落ちるように当たり前に彼も思った
厨二病だ
『そう思われても仕方が無いであろう』
心を読まれてしまった様だが心を読まれたなら言うことは一つ
「プライバシーの侵害」
『ウルセェ』
『まぁお前をこの世界に《好奇心で》招いた張本人であり、君を開幕落とした張本人だ』
落した奴を見つけ少しの怒気を孕みながら吐き捨てる
「テメェかよ」
そんな怒気知らないと言わんばかりに流して見せた
『でこの好奇心の為の実験台になってもらう』
一瞬何を言ってるか分からず戸惑いが響く
「は?」
『は?』
「何でだよ可笑しいだろ!何でオメェが『は?』なんだよ‼」
『好奇心で招いたって言ったろ』
一瞬納得しかけたが当然納得できる訳がなかった
「あぁ、、、いやあぁじゃ無いが」
すると神はこう言った
『単純に言うと、人間に似た種族を色々混ぜるとどうなるんだろうって思ったんで、丁度良いピッタリの性格な君をこの世界に招いたのさ』
そこまで言うと神はこの世界の事や各国の情勢など教えてくれた
近くに廃墟があるようでそこでさっきの教えてくれた事をまとめてみる事にした
『あぁこの本忘れてるぞ』
「アザっス」
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