こんな大河ドラマが見たい 『西か東か』山名宗全・細川勝元

第30話 鬼の如き細川勝元

**シーン: 敵勢力を睨む細川勝元の陣営**

*西陽が沈みかける中、勝元は陣営の外に立ち、夕陽を背に受けている。その姿は威厳に満ち、鬼のように見える。病魔に悩まされつつも、立ち続ける彼の姿は、周囲の者たちに勇気を与えていた。*

**勝元:** 「雲がかかる前に、我が軍は動かなければならぬ。今は敵の動きを伺っている時だ。」

*彼の手にはマサカリが握られている。その刃は光を受けて輝き、まるで敵を討つために常に準備が整っているかのようだ。*

*近くにいた部下、赤松(東根作寿英)が不安げに話しかける。*

**部下:** 「大将、病魔の影響は大丈夫ですか？もし戦に出ることができなかったら…」

**勝元:** 「心配は無用だ。この身が消える時まで、我が軍を率いるのが義務だ。鬼のように fierce（激しく）戦う覚悟を忘れるな。」

*彼が「牛鬼」と形容されるのは、その力強さと存在感にあった。敵陣に恐怖を与えるその姿は、主君としての威厳と、戦士としての力を両立させていた。*

*日課の訓練が始まる。勝元は士たちに目を向ける。*

**勝元:** 「立て！この訓練は我が軍にとって必要不可欠だ。義を持って、仲間と共に戦う力を育てるのだ。」

*彼の声は周囲に響き、兵士たちの心を鼓舞する。病魔が襲っても、彼の精神力は揺るがない。西陽の光が彼の背に差し込み、まるで鬼のように立ち向かう姿を際立たせていた。*

*勝元の頭の中には、戦略と敵の情報が渦巻く。彼は陸軍大将としての責務を忘れることなく、日々戦の準備を怠らなかった。*

**勝元:** 「我が軍の運命は逃さない。時が来たら、我が力をもって敵を一掃する。それが我が日課であり、使命なのだ。」

*彼の決意を胸に、細川勝元は敵対する勢力に立ち向かうため、再び陣営の前に立ち、戦う準備を整えた。病魔に心を乱されながらも、その姿勢はまるで鬼のように変わらず、忠義を全うするためには戦う覚悟を持ち続けた。*

　貴船神社の丑の刻参りは、伝説的な儀式であり、特に古くからの信仰に基づいたものです。この儀式は、特定の願望を叶えるために行われることが多く、特に悪霊を鎮めるためのものとして知られています。

　もし細川勝元がこの儀式に参加するとしたら、彼の目的や心情を考慮しながら描くことができます。

---

**シーン: 貴船神社、丑の刻の参り**

*静寂に包まれた貴船神社。神聖な雰囲気が漂う中、細川勝元が丑の刻に神社を訪れる。山々に囲まれ、月明かりの中、彼は心を落ち着けている。*

**勝元:**（心の中で）「この混乱の時代、私が求めるのは勝利ではなく、この国の平和。神よ、どうか私の願いを聞き届けてください。」

*勝元は神社の周囲を一周し、手を合わせて祈る。*

---

**神主の声:(橋本さとし。『ホワイトアウト』『VIVANT』などに登場)**

「勝元公、貴船の神は深い信仰が込められています。あなたの願いが成就するよう、心を込めて祈りましょう。」

*勝元は神主の言葉に感謝し、さらに心を込めて明るい未来を求める。*

---

**勝元:**（静かに）「人々を守り、戦の無い世界を実現するために、私に力を与えてください。どうか、私を導いてください。」

*月明かりを浴びながら、彼は誓いを新たにする。*

---

*貴船神社の神秘的な雰囲気の中で、彼の思いが天に届くことを願いながら、この儀式は進行する。*

---