第3話 第一回青春応援委員会 議題:青春について(後編)
「そして次だ。何だよ「青春について」とは!」
「?…そのままの意味ですよ?」
「(コクコク)」
「まず、青春の何について話すんだよ!」
青春はクソこらえとかとでも言えばいいのか?
「「駄目です」」
「エスパーかよ!じゃあ何を言えばいいんだ!」
「……その前に、活動内容を確認していきたいと思います」
きれいに話をそらしやがった。
「で何をするんだ?」
俺も切り替えが早い。早速聞いていくぜ!
「まずは、この教室前とかに、箱をおいて、依頼届をそこに入れてもらおうと思います。そして、我々の出番です!その人の青春を助けてあげる…いわば、中を向上させるのです!」
「おお〜」
なんか、できない先輩だと思ってたけど、できるんだな〜。
「…なんか失礼なこと考えてる気がする」
「…わかる」
「オレの心を覗くのやめよう?」
・・・・・・・・・・・・・・・・(閑話休題)・・・・・・・・・・・・・・・・・
「で、次の議案は.....『青春について』?なんだこりゃ?」
「青春とはどんなものなのかを話し合うのです!」
「青春はクソだ。青春はクソだ」
「2回言いましたね....」
そう、俺は忘れない。昨日ふられたことを。彼氏持ちだからって振られたことを。振られてその場でイチャイチャされたこともある。青春は死ね!
「こういうことなので、親睦も深めるために3人で出かけます!」
「「は?」」
「なんで出かけないといけないの?家でゲームしていたいのに....」
「そんな歩には〜、(ゴニョゴニョ)を買ってあげる!」
「行く」
「何に釣られた!?」
ゲームか?スヌマか?(スヌマトゥーン)
「違います」
「だから....もういいわ」
こいつら心読み過ぎだろう。
「俺は、どちらでもいいわ」
「では決まりですね!」
「決まったのはいいんだが、『自由について』についてはまだだぞ?」
「あ、忘れてました」
「ちなみに、恋愛経験は…」
「「ありません!(....)」」
……どうやったらこんなにも性格が変わるのだろう?兄妹や姉妹の謎だな。
「青春って、レストラン行って食事したり、ゲームセンターや映画館に行って、キャキャウフフするんでしょうね」
「そしてついには【ピー】に…ってなんでこうなった」
「変態です」
「ちょっと引いちゃうな」
「ちょっと、死んでくるね?」
「「やめてください」」
オレの心はもう、昨日の時点で殆どなかったのに、追い打ちをかけてきた。
HPがイチになったら、死ぬことになる。心が百パーのときは、彼女ができたときのみだ。
「彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい.....」
「呪みたいで怖いです...」
「まあまあ、気にすることないんじゃない?大体の男子は彼女ができないんだし」
「グフッ…」
「彼女ができるのはモテてる男子ですからね」
「ガハッ…」
「あ、百瀬くんのことを行っているわけではないからね。」
「あああああああああああああああああああああああああ」
ザクザクと心をえぐり取ってった。HPはゼロに近い。
「もう、死のう」
「「やめてください」」
「彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい.....」
「この発作はどうしようもないですね」
「では、第一回青春応援委員会を終了します!」
「「お疲れ様でした〜」」
「彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい彼女欲しい.....」
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