青春応援委員会の結成を宣言します!

時代遅れのサスライワシ@KKG所属

第1話 青春応援委員会、結成?

「せいしゅんなんて、くそこらえだあああああああああ」

俺、百瀬太一ももせたいちは叫んでいた。

「なんで、なんで俺は陽キャになれない!」

俺の考えでは、陽キャ=彼女持ち(彼氏持ち)だ。

だから、陽キャになろうと、昨日気になっていた女子に告白をした。

けど...

『すみません...無理です...』

『なんで!?』

『私には、彼氏がいるので...(ポッ)』

(ポッ)じゃねえええええええええ!くそおおおおおおおおお

『ということなんで、すみません!』

そう言うと、小走りで走っていった。…彼氏の方に。

―その日は何もできなかった。その日から続いている。

「はあ〜」

重いため息が出る。

「あの〜、すみません」

女性がいたようだ。

「……」

ほっといてくれ...

「すみませ〜ん!」

「……」

「あの〜」

「一人にさせてくれ!」

「そんなところすみません、青春委員会に入りませんか?」

「は?」

何を行っているこの女は?

「見てわかんないのか?俺は今青春はくそこらえだといったが?」

「はい!だから言っているのです!」

「???」

なおさらよくわかんない。なんで?

この委員会に入ったら、内申点が少し伸びますよ?

「入る」

「……」

引いた目をしているが、しょうがない。内申点のためだ。入るか!

こうして俺は、青春応援委員会に入ることになった。











のだが、






「ごめんなさ〜い。メンバーが足りなくて、集めてきてもらってもいい?」

「……」

なんだコイツは?

「それはどっちの足りないだ?メンバー自体がいないのか?それとも、幽霊部員みたいなのか?」

「いやあと一人いるんだけど、恥ずかしがり屋だからなあ」

「…この委員会大丈夫か?」

どちらにせよ、波乱の日々が始まったのである!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

青春委員会という、青春撲滅委員会の反対を作ろうと思います。ちなみに僕は、非リア充です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る