第26話

良かった…。スマホが壊れてるだけなんだ、もう遊べないかと思った。ネットの関係は脆くて、すぐ切ることが出来てしまうから。



安心した私はそのまま夢の世界に落ちた。翌朝すぐに桃ちゃんに昨日のことを伝えたら安心しながらもほっとしてた。



桃ちゃんの中で少しはLucaの存在がいい方に行ったのかな。そうだといいなぁ。



私の中でLucaの存在がどんどん大きくなってる気がする。それに少し違和感を覚えたけど気にしないでおくことにした。



多分ね、この時にはもう気づいてたんだと思う。でも認めてしまったら何かが変わってしまう気がして何も出来ないまま時間だけが過ぎていく。



私が私のままでいられない気がする。気づいてしまったら最後。コントロールが出来なくなってしまうから。蓋をした心が再び開くことになるのはすぐなのに。

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