第47話
《凪side》
律がこの家を去ってもうすぐ1ヶ月。初めは悲しかったけど律にもなにかやらなくちゃいけないことがあるんだと思うから大丈夫。
手紙とブレスレットも嬉しかった。手紙は大切にしまってある。ブレスレットはずっと身につけてる。律が身につけてたものを身につけてると安心する。ずっとそばに居てくれてるみたいでそれだけで頑張れる。
手紙の内容が律っぽいって思ったのは内緒。これだけ?って思うほどに短すぎて、でも伝えたいことはちゃんと伝わるから不思議。
律がくれた言葉を信じて待ってるよ。明日、私も頑張るから。律だけには背負わせないから。だからもし、もしね、この"監獄"から出られたら伝えたいことがあるの。聞いてくれるかな。聞いて欲しいな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます