P.17

土曜日――


この週は、遅刻もサボりもいつも以上に酷かったのに、きっちりチャイムが鳴る前に登校した俺。


そして、美波の姿を視界にとらえた瞬間、心臓がドクンっと跳ねた。




あぁ、そうか。


俺は、美波が好きなんだ――







本当は、最初から



君と出逢った時から



俺は君に恋してた

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