このもやもやは何だろう

P.7

チャイムの音が鳴り響き、授業は一旦終了。


奇跡的に最初から最後まで起きていた俺のプリントは、配られた時のまま。



休み時間になり、休むのをやめた俺のまわりのやつら。


「あーよく寝た」と、思いっきり伸びをする。



それを見て、女子に囲まれて話していた女子大生がクスリと笑ったのがわかって、なんだかもやもやした。




休み時間終了のチャイムが鳴り、女子たちから離れた女子大生はこっちに向かって歩いてきた。



「やっと起きたんだね」


そう言ってニッと悪戯に笑う彼女。



「あ、おはよ~」


「うん、おはよ」



欠伸しながら言うダチを見て、クスクスと笑った。



そんなやり取りを見て、寝てればよかったなんて思う、俺。


何なんだ。

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