第十話

 遅れてました。間違いあったらすみません

 ⭐︎ーーーーー



 side:アマ

「みんな、お疲れー」

「ホントにな。まぁ、楽しかったがな。ってか、アイツって休みなく鍛えてたよな?」

「そうだね、魔力切れを起こした時ですら本を読んでいたぐらいだからね」

「本当に狂気の沙汰だな。あれは」

「でも、あの狂気で私たちに近づいているのも事実なんだけどね」

「その狂気が暴走しないように今からはユキの観察をするわ。おそらく、大丈夫だと思うけどね」

 ーーーーー

 side:ユキ

 どうしようかな...

 空を飛んでもいいんだけど人に見られるのは嫌だからなぁ。

 まぁ、ステータスを確認しながら進んで行くか。

 そんなことを考えながら森の中を進んでいく。方角を知る術がないため直感で歩いて行く。

 そして、今のステータスはこんな感じだ。


 名 ユキ

 種族 半神

 魔力 2,634,000 / 3,652,400

 ユニークスキル 嫉妬

 スキル 記憶術Lv.863 刀術Lv.586

     戦闘術Lv.345 短刀術Lv.286 etc.

 称号 神の弟子 半人半神


 おぉ半分神になってる。

 ユニークスキルの嫉妬ってなんだろう?別になんでもいいけどプラスに働くスキルであってほしいな。

 そして、スキルレベルは前見た時から全然上がってないや。


 そういえば、森なのに魔物が見当たらないな。


 ....あぁ魔力が外に漏れ出してるからか。天界は魔力で満ちていたから気づかなかったのか...

 そんなことを思いながら漏れ出している魔力を抑え込む。

 これで魔物が出てきてくれたらありがたいんだけどな。そんな上手いこと行くわけないと思うけど。

 ーーーーー

 大体三十分ぐらいたったかな。まだ、森から出れていないし、魔物にも会えていない。というか気配すら感じない。何故だ?

 私の魔力が原因だろうけど...

 ーーーーー

 道を進んでいると魔物の死体があった。そして進んでいくと死体の数が増えている。死体はゴブリンやコボルトが多い。たまにオークの死体もある。だか、少しずつ死体の数が減っている。そして、ここから死体がなくなっている。

 ...逃げてたのか。

 追いつけるように早く進むか。


 うーん、これ助けたら街に入る時、手伝ってもらえないかな?


 あ、見つけた。

 戦士、剣士、魔法使いか魔術師と弓使いのグループだ。いや、弓使いはナイフも持ってるし狩人かな。

 お、街も見えた。かなり遠いけど。

 とりあえず近づくか。


「...どうするん...だよ...。これ」

「どうするも...逃げるしか...ないだろ」

「 .....」

「...カーラがマズイわよ」 

 という会話をしていた。

 魔法使いはカーラというのか。


 条件付けて助けるか。

「条件付きで助けてあげようか」

 と並走しながら話しかける。

「...条件は何だ」

「街に入る時に手伝ってもらうこと」

「...わかった」

 と戦士が息も絶え絶えで話す。

 まぁ、了承してくれたんで助けよう。

 走りながら、魔術を組み立てる。属性は火で性質は壁にする。そして魔力を入れる。

 そしたら火の壁が出現する。そして、火の壁を倒す。これで大体は火だるまになっただろう。

 森から来る魔物は風魔法で細切れにする。

 魔物が来なくなったところで

「もう来なくなったから止まっても大丈夫だね」

「助かった。礼を言う」

「俺も感謝するぜ」

「助かったわ、ありがとう」

「あり..がとう...ごさいま..す」

 カーラという魔法使いはまだ息が整えられていないようだ。

「大丈夫、街に入る時に助けてもらうから」

「ちなみに何を手伝えばいいんだ?」

 と戦士の青年が聞いてくる。

「私は今、身分を証明するものがないしお金もないから」

 転移した時にお金ぐらい渡して欲しかったなぁ。

「そうか、助けてもらった身だから何も言わない。だが街で犯罪を起こさないでくれよ。俺らまで悪くなってしまうからな」

「ん、わかった。君たちには迷惑がかからないようにする」

 そんな会話をしながら周りを確認するとだいぶ街に近づいていた。

 でっかい砦だなぁ。見上げないと全体が見えない。と考えながら四人に問いかける。

「もう歩けるか?」

 コクッと全員が頷いたので進む。

 進むと言っても私は四人の後ろにいるけど。

 出会ったばっかりの人にすぐ背中を見せれるのか。助けて貰ったからってそれは油断じゃないのかなぁ。

 まぁその人次第だからいっか。

 と思いながら歩いて行くといつの間にか門の前に辿り着いていた。

 門番との話は四人が大体済ませてくれたお陰で殺人はしたことないかなどの簡単な質問で終わった。そういえば、通行税の支払いもしてくれた。門番の人は話を四人にしていたが最後の言葉だけは私に言っていた。


「盗みや殺人はしないでくれよな。それじゃあ、ようこそ、アウグルの街へ」



 ⭐︎ーーーーー

 ゴブリン ーー皆さんが想像しているもので合ってます。緑の子供ぐらいの大きさをした二足歩行です。


 コボルト ーーゴブリンと同じ大きさの二足歩行狼です。


 オーク ーー2.5mぐらいの二足歩行の豚です。











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