愛の種〜私の物語〜

アースエンジェル 麻美

第1章 目覚めへの世界 【人生を変える運命の出会い】

2017年節分。

人生を変える運命の出会いがありました。

それははじめから決まっていた運命の出会いでした。

この時期・このタイミング、全ての条件が揃った時に開かれた扉。

叩けよ、さらば開かれん。

心の奥底、魂から望んでいた事だと気づいたのは、もうちょっと先の事でした。


そしてこの扉は、1つ目の扉です。人生には7つの扉が存在しています。その扉は人生のターニングポイントに現れ、自分自身で叩かなれば開かれません。7つの扉を開き辿りつく世界はどこなのか。

好奇心旺盛な私は、それを知りたくてこの人生を設定してきたのかもしれません。

1つ目の扉の世界は、生き方・人生の方向性の起点の世界です。

起点がズレれば、全てがズレていくのです。

ズレていた人生を生きて私は、起点の1つ目の扉からもう一度整える軌道修正のチャンスを受取った事で、全ての扉を開く魂の旅をスタートしたのでした。


当時の私は、都内の自宅でネイルとブラジリアンワックスのサロンとスクールをしていました。

高校卒業後、ネイリストになり、ネイル講師をし、天職だと思っていましたし、念願の自分のサロンを持ち、満たされない何かを必死に違うもので埋めている事にも気づかず、日々幸せなふりをして生きていました。


このままこの生活をしていくか疑問に思い始めた頃、彼に出会いました。彼との出会いが私の人生を180°変える出会いだと当時の私は思いもしません。ましてやこんなに自分が変われるなんて思ってもいませんでした。どんなに最低最悪な人生であっても最高で最愛の人生にする事が出来ると自身の体験を通して心から思います。

自分との繋がりが全てであり、自分の中に答えは存在してる。

外側を探さなくても内側に全てあると腑に落とせたのは、

ここから随分先でした。


彼に初めて会った時、特別な何かを思ったのではなく、感じた事ないのザワザワ感を感じ、その感じがすごく怖いと思い、何なに何なに?「この人は何者?」と冷静になる為に彼の観察を始めました。数時間経った頃、突然「この人とずっと一緒にいるんだ」とどこからともなく感じてしまい、この人が私の運命の人なんだ!と思い始めました。

そんな事を感じたのも思ったのも束の間、出会いから1ヶ月程経ち、彼との連絡が途絶えました。もはや意味がわかりませんでした。

自分が感じたあの感覚が何だったのか答えを知りたくて、占いに何度行きましたが、毎度否定をされ、誰も答えを教えてくれませんでした。どんなに否定をされても自分の心の奥底では分かっていたはずなのに、他者からの承認を得て、安心をしたかったのだと思います。


納得いく答えを探しネットサーフィンをしていた所、海外のサイトを翻訳されている「ツインソウル7つのステージ」というサイトを見つけました。それを見て、きっとこれだと思う!と思い始め、どうやら彼にもう一度会うには、自分と向き合うしかないんだと認識をし、逃げてきた自分の人生と向き合うタイミングが訪れたのです。


私の人生は、一言で言えば「波乱万丈」しなくていい苦労をしてきた人生でした。機能不全家族の長女として生まれ、子供の頃からトラウマも多く、家庭環境も複雑な上、母との関係は異常。いわゆる毒親でした。母の顔色が全てで、生きずらい所の騒ぎではなく、なんでこんな最低な人生なんだろうと自分の人生を呪っていました。好きな事を仕事にしているはずなのに、全然幸せじゃない。頑張れば幸せになれるって言った奴だよ。と常に被害者意識で悲劇のヒロインを生きていた私の目の前に突如現れ、目覚めのスイッチを押して居なくなった彼。スイッチを押された私は、彼に会った翌日に高熱を出しライトボディーの目覚めも必然的に始まっていきました。

この時は、こんなに年数がかかるものだとは思いもしませんでした。無知って怖いですね。笑 そして愚かであったととても痛感しています。


自分と向き合うのに何をしたらいいか分からずにいると「お母さん娘をやめていいですか?」というNHKのドラマの動画が目に入り、

全話を嗚咽しながら一気見し、自分が母の承認欲求を満たす人形であるという事に気づいた時は絶望以外のなにものでもありませんでした。全て母の願いを叶える為にやっていたと。私の人生ではなかったと。母が怒る訳も私にだけ厳しいのも辻褄が合ってしまったのです。それに気づいたのが30代前半でよかったと思うしかありませんでした。

パンドラの箱すぎて、これは自分で向き合うのは難しいと判断し、辿りついたのがヒプノセラピーでした。


初めてのヒプノセラピーは、色々と衝撃で、胎児の記憶に辿りつき、産まれたくない!という私に白い髭の神様が、「前世に行って今世生まれる理由を知っておいで」という言葉のまま前世にいき、

その前世で、「来世もまた一緒になろう」と彼と約束している記憶と母との因縁を知り、今世生まれてきた。という一連の流れを体験し、自分を知ったつもりになっていました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る