満腹で 午後の光を 浴びながら 眠けと闘う 5限の数学
昼休みが終わり、お腹はいっぱい。
カーテンを閉めた窓からこぼれる光が、窓際の席の私に穏やかに降りそそぐ。
「えー、ベクトルの……、内積で……」
先生の声が遠い。
起きてノートを取らないと。
そうは思うけど、まぶたはだんだん閉じていく。
……いや、ダメダメ。
数学で寝たら、わからなくなっちゃう。
私は精神力でまぶたを開けて、ほとんどミミズな文字でノートを取った。
短歌の秋『光』 投稿作品 こむぎこちゃん @flower79
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。短歌の秋『光』 投稿作品の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます