第9話
よいしょ、とカウンターにダンボールを置く。
「うわっ、埃……」
「あぁ、ごめんよ、
そう言って谷部先生はダンボールを開ける。
中にはぎっしりと本が詰められていた。
「かなりありますね。これ全部マンガですか?」
「そうだよ。私が赴任する前の司書の先生がね、置いても問題なさそうなマンガをいくつか厳選したって話を聞いたな」
上の方を数冊取り出してみるけれど、全然知らないタイトルだった。
絵柄的に、何となく親世代が読んでいそうな感じがする。
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