第5話
本を読むのは諦めて、私は貸出表を取り出す。
「あ、借りるの? それ」
「はい。ちょっとおもしろそうだったので、借りてみます」
何気なく読み始めたけど、思ったより読みやすく続きが気になるので借りることにした。
さすがにこのまま続きは読めそうにないし。
家でゆっくり読もう。
「……茅野先輩って、最近よく図書室来ますけど、本とかは借りないんですか?」
ふと、疑問に思ったことを聞いてみる。
委員会の仕事で、私が放課後図書室に通い始めたのは10月に入ってから。
それから私が担当の日は必ずと言っていいほどいるけど、本を借りていったことはなかったはず。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます