【ゲームブック】システムエラーなゲームの世界

０章 プロローグ

第1話 こんにちは！

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「やぁ！　こんにちは！」

　あなたが目を覚ますと、目の前には高校生くらいの男子がいます。

　彼は、見た目にふさわしい一般的な学生服に身を包み、親しげにこちらに手を振ってくれています。

「はじめまして！　いや、もしかしたら久しぶりかな？」

　こちらが黙っていると、話を始めてきました。

　とりあえず聞いてみましょう。

「突然だが、この世界はゲームの世界だ。そして、僕は主人公……だった」

「というのも、どうやらこの世界に異変が起きている。実は僕、死んでも生き返ることができるんだ。正確には、その日の朝からやり直せる。そして、記憶は引き継ぐことができる……はずなんだけど。でも、それが正しく機能しなくなっちゃったみたいでさ。なんとなく、一度目ではないような気はするんだけど、はっきりと前回のことが思い出せなくて。このままじゃ、この世界を元に戻すことができそうにない。と、困っていたところに君が現れた」

　深呼吸し、じっと目を合わせて彼は告げます。

「どうかな、この世界を救う勇者になってみない？」

【はい　→　第２話へ】

【いいえ　→　第３話へ】