第7話

定職についているわけでもない。


積極的に外へ出るわけでもない。


日々の生活費も、コンビニのバイト代だけでやりくりしている。


決して余裕のある生活を送っているわけではないが、何となく過ぎていく日々はつまらなく繰り返される。


そんな日常の中であの男――…若宮との付き合いは、些細な変化を帯びていて嫌いではなかった。

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