囁きの後で
影山 みはつ
第1話 エミカ
アヤカが「エミカ、おはよう。ご飯が出来たわよ」と声を掛けた。
アヤカが「エミカ、早く来て〜」とエミカに話し掛けた。
エミカが「あぁ、ごめん。まだ朝ご飯食べて居ないから先に学校へ行って」とアヤカは返事を返した。
ミハルが「分かったよ。じゃ、行って居るね」と大きなカバンを背負って家を出た。
エミカが歩いて居た足を駆け足で走って行くと、カズキが「お前、俺が先に学校に入るんだからな」とエミカにお尻をぶつけて来た。
エミカが「何よ?学校に遅れて来たのは、あんたも同じでしょう?ずるい」とカズキの足を引っ張った。
そうしたら、カズキは、学校の門からズルズルと落ちて行った。
カズキは「うわぁ。何だよ。折角、此処まで登ったのに」と悔しそうにして居た。
エミカはヒョイヒョイと門に登り、学校の門から校庭に入って行った。
カズキは「くそ、待てよ」と一歩後に学校の校庭に入って行った。
カズキが下駄箱に着くと、ガズアキ先生が「おい。カズキ。学校の教室には、もう生徒は皆居るぞ?早く教室に入れ」と注意を受けた。
カズキは「すみません」とお辞儀をして、カズキは、教室に入って行った。
エミカが「アヤカ。私は何とかギリギリセーフだったから遅れずに済んだよ」とアヤカに伝えた。
アヤカが「でしょう?あんなに遅くまで学校に行かずに寝て居たら今頃先生に怒鳴られて居たのよ」とエミカに話をした。
エミカが「そうかもしれないな。私もこれからは寝過ごさないように気をつけなきゃ」と焦って居た。
アヤカが「全く、先が思いやられるわ」とやれやれと言った様子を見せた。
カズキが「あいつのおかげで、学校に遅れたんだぞ?なんて奴だ」とエミカに腹を立てて居た。
カズキが「アイツにいつか、仕返ししてやるからな」とエミカを見て闘争心を密かに燃やして居た。
ガズアキが「何だ?アイツは」とカズキの事を見て呆れて居た。
キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴り、カズキは「おい。お前のせいで俺は学校の先生に怒られたんだからな」とエミカを睨んだ。
エミカが「ふん。あんたがボサボサして居るから悪いんでしょう?」とカズキにケンカ腰で話をして居た。
カズキが「何だと?お前のやったことは絶対に許さねー」とエミカにケンカを売った。
アヤカは「まぁまぁ、落ち着いてよ。お二人さん」と仲裁に入った。
するとカズキが、アヤカの耳元で「そんな(お前)あんたに言われたか無いわよ」と凄いけんまくで怒鳴り散らした。
アヤカが「あはは。2人してそんなに怒らなくても良いじゃない。これも何かの縁よ」とエミカとカズキを宥めた。
カズキとエミカは何か気に食わない様子でしかめっつらをして居た。
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