「それじゃ足りないでしょ?」


 大食いタレントさんたちには全然及ばないけど、女性の中では割と食べるほう。……というか、むちゃくちゃ食べるみたいですよ、私。これでも、学生時代に比べたら減ったほうなのだが。


 学生時代にファミレスで頼んでいたメニューは、こちら。


 海藻サラダ、マルゲリータピザ、ドリアorスパゲティ、海藻サラダ、デザート


 これで、一人前です。食べたときは、ドリアも頼んでパスタも頼んでましたね。店員さんに「まだ食べるの? え、一人で?」みたいな顔はしょっちゅうされてました。いや、普通に考えたらするよね。海藻サラダ二回も食べてるもんね。……あ、そこじゃない? でもね、美味しいんだもの。お腹減ってるんだもの。仕方ないじゃない。


 学生時代は、移動が徒歩だったのですよ。自転車は便利だけど、邪魔になる。学校も坂がきつくて、そこを自転車を押して上って、下らないといけなくて。坂の先に駐輪場、そのさらに先に校舎。だったら、そのまま徒歩でいいやと思って。基本、手荷物すら持ちたくないのです。だから、傘も持たない。雨の日は、誰かにいつもいれてもらってました。良い身分みたいになってますが、そうじゃないのよ。単にめんどいだけ。それを見た周りの子が優しいから、「濡れちゃうよ!」って入れてくれるの。できた子ばかりに囲まれて、幸せ者でしたね。ありがとう、みんな。


 で、話は逸れてしまったけど。


 今も割と食べる。けどね……困ったことに、学生時代より遥かに動かないわけですよ。椅子に座って仕事をしてることも多いしさ。背中のお肉と、お腹についた浮き輪肉、さらに顔周りがね……。だけど、やめられないのよ。食べるの好きなんだもん。生きてる幸せ噛みしめられるから。


 職場でお弁当が出た日。余ることもあるのですよ。あまりにもお腹が減った日は、一個じゃ全然足りなくて。食べ終わってから、「お腹減ったなぁ」って溢したら、上司が「余ってるし、食べていいよ。食べられるなら」と言ってくれて。「ありがとうございます! いただきます!」まるでこれが一個目ですって言わんばかりの勢いで食べるから、「すげーな……」って、笑いながら引かれました。


 それから、職場のみんなでご飯食べに行ったときも「大丈夫? 足りた?」「それじゃ足りないんじゃないの?」って、いちいち確認が入る。確かに食べますよ、私は。でもね、好きなように食べさせてほしい。コンディションがいまひとつな日もあるじゃない。思った以上に注文したものがヘビーだったときとか。


 後輩が私にピッタリの曲を見つけたっていうから、なんだろうと思って聞いたら、カロリーに関するサプリのCMソング。「いっぱい食べるし、おいしそうに食べるから」って。


 私=いっぱい食べる人になってますね、完全に。まぁ、実際よく食べます。だから、幸せなんですよ。こんなにおいしいものが溢れてる世界で生きているのだから。


 いつも美味しいものを作ってくださる方、そこに携わっているすべての方へ。

心より感謝を。ありがとうございます。皆さんのおかげで、私は今日も幸せを噛みしめて生きてます。今後とも、幸せのご提供をよろしくお願いしますね!


 P,S, 食堂のマダム・イケオジ様、この間は自家製のショウガ漬けをサービスで出してくれてありがとう。ご飯が進んで、二杯も食べてしまった。ご飯のおかわりもサービスしてくれてありがとう。またお店に行きますね!

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