結界
岸亜里沙
結界
私は昔から自分の周囲に結界を張っています。
私の半径1mに立ち入るなって。
結界のおかげで、私の
だから幼い頃から友達はひとりもいなかったけど、でも逆に誰からもいじめられることなく、すごく平和な日常。
寂しくないもん。
強がりじゃないもん。
これが私だから。
だけど私が張った結界を破ろうとした人が、たったひとりいました。
何度も何度も。
「しつこいなぁ」
でも私の結界は無敵。
絶対に破れない。
絶対に・・・。
「あれ?」
いつしか気づいたら、その人は私の結界の中に居ました。
「どうして?」
それが今の夫です。
あなたが私の結界を破ったんだから、今度はあなたの結界で、私を守ってね。
結界 岸亜里沙 @kishiarisa
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます