第8話


 朝起きるとゆっくりと伸びをして起きるとコーヒーメーカーからコーヒーを入れてソファーに座る。


 テレビをつけて朝のニュースを見ながら昨日買ったサンドウィッチをたべる。

 

 昔ならギリギリまで寝てたのにな。


 さて。今日もダンジョンに行きますか!


 歩いていつものギルドに向かう。


 と、たむろってる男どもがこちらを睨んで立ち上がる。道の真ん中で堂々とバットなんか持っているのはいいのか?

「昨日はよくもやってくれたな?」

「おぉ、昨日のやつか、腹は大丈夫か?」

「テメェ!おちょくってんのか!」

 と胸ぐらを掴まれるが、その腕を掴んで、

「別に?俺の前でやらなければいいことだろ?」

「いてててて!」

 ちょっと強く持っただけだ。

「こっちは8人だぞ!」

 素早く二人倒すと、

「6人だな?やるのか?」

「おい、おきろ!くそっ!」

「おらぁぁ!」

 今どきバットって、流石に古いぞ?

「よ、けるな!この!」

「そら避けるだろ?馬鹿なのか?」

「くそ!こいつ遊んでやがる!」

「お前らも冒険者の端くれならすこしは常識考えれば?」

「お前こそ冒険者だったら拳でウグッ!」

 拳で腹を殴って、

「拳でなんだって?」

「に、にげるぞ!勝てねえよ!」

「ま、待てって!」

 本当にこんな朝早くからくるなんてよっぽど溜まってんだな?馬鹿な奴らだ。


「さて、」

 ギルドに入るといつものように更衣室に入る。

 部屋から黒のパンツとブーツを履いて来たからレザーアーマーを着けるだけだ。

 ロッカーにダウンを入れて鍵をし、更衣室から出る。

 カードを通してゲートの中に入ってモノリスに触り、20階層に行く。

 24階層までは普通にこなして行く。クラウンが鬱陶しいが『神速』で問題ない。

 宝箱を見つけたので罠を解除して開けるとポーションセットだった!もう持ってなかったから補充ができてよかった。


 25階層はキラーラビットだ。

 弾丸ラビットとかに改名した方がいいんじゃないか?というくらい早い。

 目で追えないわけじゃないから普通に倒しているが、他のやつなら盾が必要だろうな。

 ドロップは皮と肉と魔石でたまにツノがある。


 26階層はキラーフィッシュで空中を泳いでいる。ピラニアのようで噛みついて来るし、鋭利なヒレで攻撃して来る。

 ミスリルソードの敵ではないな。ドロップはヒレと魔石だ。


 27階層はマミーだ、ミイラ男だが、かなり防御が高いのか包帯が硬いので顔を切り裂いて倒す。

 ドロップは魔石のみ。


 28階層はグランドバッファロー、突進してくるが道幅ギリギリで避けられないので上に飛んで斬り倒す。皮と肉と魔石、たまにツノがドロップする。


 29階層、シルクスパイダー、巣はもちろんあるし、飛びかかってくるので切るのも一苦労だ。ドロップはシルクスパイダーの糸と魔石。


 ようやく30階層だ!

 ボス部屋にはいるとシルバーファングというウルフだった。

「先手必勝『ウィンドランス』!」

一本の風の槍が飛んでいくが普通に避けられてしまうと、

「ワォーーン」

 と遠吠えをすると10匹のホワイトファングが召喚される。

「仕方ない『神速』」

 シルバーファングに向かって『神速』を使いミスリルソードで斬りつける。

 右前足を引きずって立つシルバーファングの元にホワイトファングが集まる。

「『ウィンドアロー』!」

 風の矢が襲いかかるとホワイトファングは倒れて行く。

「最後だ『ウインドランス』」

 シルバーファングに突き刺さり消滅すると、

 ドロップは毛皮と牙と魔石、ホワイトファングからも毛皮と魔石だった。

 宝箱にはシルバーファングと言う弓だ。


 モノリスで帰ろうとしたが、下が気になって降りて行くと迷宮から草原に代わっていた。

「凄いな…」

 『神眼』で見ると薬草があちらこちらにあるので薬草を取り放題だ。

 遠くには森があり、川も流れている。

 空は晴天で腕時計を見るともう16時になろうとしていた。

 ここは夜は来るのか?

 いやそれよりも薬草や毒消し、上薬草なんかもあるので夢中でとっていると、グラスファングに囲まれていた。

「邪魔すんなよな!」

 『神速』で駆け回り倒して行く。

 やはり迷宮よりも『神速』が使いやすいな。

 ある程度貯まったので登ってモノリスで1階層へいき、カードを通してゲートの外に出る。


 時計を見ると18時か。

 2時間も夢中で薬草採取をしていたようだな。

 受付に行きまたドロップを売る。

 今回は500万くらいだった。

 魔石はほとんど売ったが、ドロップ品をそんなに出していない。

 錬金術を使いたいからだ。


 翌朝は朝から買い物に出かける。

 先ずは体がデカくなったようで合う服がなくなっていたのでジャージとあとはよそ行きの服を見繕ってもらう。靴もブーツとスニーカーを二足買い、インベントリに入れておく。


 次は皮のなめし剤や革の道具などを買い。

 その後、薬を潰す道具や蒸留するための道具を買って行く。

 スマホで専門店が出て来て助かった。


 まだ昼間だからほかにスキルボールを探しにやってきたのはこの前と違うスキルボール専門店だ。

 鑑定前のスキルボールは箱に入れられて一個10万で売っている。

 『神眼』で見て四つ購入する。


 家に帰ると買ったスキルをボールを出す。

 F『忍足』…足音を立てずに歩く

 D『芸術』…美的・精神的な価値を追求する活動や作品

 D『算術』…計算する方法。

 D『体操』…手足などを合理的に規則正しく動かして行う運動。


 とりあえずコレで『忍術』『体術』を作って『体術』を使う。


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

相葉 優アイバ ユウ 33歳

 ベースレベル41


 ビルダーLv35

 剣士 Lv40

 錬金術師Lv4

 大魔導士Lv21

 


 スキル

 S構築、S分解、A剣術、S神眼、S錬金、B集中、B修得、S神速、S魔法、A作成、A異世界言語、A体術、


 ユニーク

 インベントリ

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

 『美技』『精鋭』は使ってないのでスキルボールを『作成』しておく。

 スキルボールにまた戻せるのはいいな!

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