タイトル[将来のお前の夢こそがお前の敵である]

絶望を超越するもの

タイトル[将来のお前の夢こそがお前の敵である]

二人の人間がマンションの中で対峙していた。


「そろそろ始めるとするか?」


「ああ始めるとするかにゃあ」


「私が将来の夢を乗り越えたら厄災によって私の勝ち」


「おミャぁが己が将来の夢を乗り越えられ

なかったらワタチの勝ち、それだけだにゃ」


               厄災

「この私の能力は名を「ザ・テンペスト・ハーウェイ」」


「このワタチの能力は名を「将来のお前の夢こそがお前の敵である」」




◇◇◇




(ここは私の未来か?)


そこにはヒーローとしてあらゆる存在を救う自分がいた。


(これがこの私の将来の夢?そんなわけが無い

この私はあんな最低最悪の存在に憧れてあまつさえ

ヒーローになりたいだと…この私を一度冷静に考え見るか)


そうしてヒーローとして活躍する自分を見ながら考え続けた。


(そうか、この私はあいつの様になりたかったのか)


そう認識すると目の前に扉が現れたがこの存在は。


(だがそれを認めたくは無い、それはあいつが最強と認めと言うこと

この今の私こそが最強なんだ、だから未来のお前は今のお前に負けるんだ!)


「初めまして未来のヒーローそして死ね!」


そう言ってヒーローとして活躍する自分に対して殴りかかった。


「過去の自分よお前は悪だ、だから倒すそして正義の道を歩んでもらうぞ!」


「限界をここで超える」


               厄災

「この私の能力は名を「ザ・テンペスト・ハーウェイ」」


               厄災

「この私の能力は名を「ザ・テンペスト・ハーウェイ」」


そう言って二人は厄災をお互いにぶつけ合った

全てを破壊する台風を全てを終わらせる地震を

ありとあらゆる厄災をぶつけ合ったがやはり未来の方が強かった。


「このまま沈んでくれ!」


「限界を…………限界を……………………………超えた!」


突如辺りからは厄災はなくなり一人の厄災がそこにいた。


「お前は本当に!」


「最強だろうが!」


そうして未来の自分を引き裂いた。




◇◇◇




「私は未来に打ち勝った」


「そして現在にも勝ったようだな」


そこには首だけとなって死ぬことが確定してる存在がいた。


「それで未来はどうだったかにゃあーー?」


「そうだろなまあ、簡単に言えばこの私が最強と言うことだ」


「そうか………それは凄いにゃあ」


「ああ凄くて偉大で最強なんだ!」


そうして彼女は未来に現在に勝って見せた。

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