タイトル[お前は己の恐怖心を乗り越えれるか?]

絶望を超越するもの

タイトル[お前は己の恐怖心を乗り越えれるか?]

二人の人間がマンションの中で対峙していた。


「そろそろ始めるとするか?」


「ああ始めるとするか」


「私が己が恐怖を乗り越えられたら厄災によって私の勝ち」


「お前が己が恐怖を乗り越えられなかったら俺の勝ち、実にシンプルだな」


               厄災

「この私の能力は名を「ザ・テンペスト・ハーウェイ」」


「この俺の能力は名を「お前は己が恐怖を乗り越えられるか?」」




◇◇◇




(ここは私の過去か)


そこには子供の私と家族の死体の山があった。


(これは私が殺した、私の家族か

これが己が恐怖?そんなわけが無い

己が恐怖の可能性があるとするのであれば

この後に訪れるあいつ以外にはありえない)


そしてあいつは何処からとも無く現れた

身長は240cm程の大きなマントをつけた

ヒーローのような格好をした存在

皆はあいつを「ヒーロー」と呼ぶ、この私は認めていないがな。


「初めましてヒーロー?この私は


そう喋っている途中で彼女は蹴り掛かって不意打ちをしたが。


「当然受け止めたか」


「この俺は成る程、理解したならせいぜい

悪であるお前には絶望をしてもらうとしようかな?」


「お前の能力は「絶対無効化」能力も科学も無効化する能力

それに勝つには肉弾戦以外にありはしないだからこの私は肉弾戦を強くした」


「肉弾戦でこの俺に勝てる奴がおるものか!」


そうして二人は殴り合い、蹴りあったが

一瞬の隙を突いてヒーローは彼女に関節技をかけて見せた。


「この程度で負けるか!」


「負けるんだよ!」


そうしてヒーローはそのまま彼女の骨を

完全に折ったがそれこそが彼女の狙いであった。


「骨が折れたなら動けるんだよ!」


「なにっ!だがな甘い!」


そうしてヒーローの不意をついたが

それも回避されて彼女はヒーローにトドメを刺された。


(この私は勝てなかったか、だが別に昔のように恐怖では無いな

絶対的では無い、であるならば別にこの私は恐怖を一切感じない)




◇◇◇




「私は過去に打ち勝った」


「そして現在にも勝ったようだな」


そこには首だけとなって死ぬことが確定してる存在がいた。


「それで過去はどうでしたか?」


「そうだなまあ、私は変わらないとだけ」


「そうか………それはお強いことで」


「いやまだまだ弱いさ」


そうして彼女は過去に現在に勝って見せた。

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