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「【まとめ】 彼の瞳の色を知れ! 《カノヒトミノ イロヲシレ》/せなみなみさま《1》」への応援コメント


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    →続きです

     「ダークファンタジー」。
     実はコレ、普通にライトなファンタジーのつもりで描いてました。でも確かにダークなファンタジーですね。慈悲とかあんまないし。
     アドバイス通り、あらすじに「ライトなダーク風ファンタジー」と入れてみます。

     ゲーム風の単語が出てくるのはライトなファンタジーのつもりで描いてるからですね。むしろ意図してゲーム風の表現を入れるようにしておりました。
     安心して下さい。ゲームでしたオチはありません。

     辺境という単語の本来の意味はそうなのですね。勉強になりました。

     実は感想を読ませ頂いていてとても驚いたことがあります。
     それは世界が中心の物語との一文です……何で解ったんスか?
     いや、世界が中心の物語って何言ってんの? って感じですがその通りなのです。

     ☆☆ここから少しネタバレ含みます☆☆

     前々から思っていたことですが、この空前の異世界ものブーム。面白い設定、最高のファーストエピソードは多々あれど、その面白さが長続きするものは少ない。

     最高のファーストエピソードの後に続く、惰性だけのグダグダなエピソードなどいっそ不要なのではと。
     そこで私は考えました。もうファーストエピソードだけでいいのでは?

     そして生まれたのが本作品。各章、違う時代、違う主人公たちによる連続中編小説です。

     英雄、勇者、またはそれらにあと一歩届かなかった者たち。そんな主人公たちの今と、過去一番のエピソードだけを描き捨ててやろう……と。

     ヒントは同じ角川から漫画が出ている「ファ○ブスター物語」と「戦争は女の顔をして○ない」です。
     「戦争は~」をファンタジーでやってやれ! 元が元だ。パクっ……オマージュしたら絶対おもしろいはず!
     そこで「ファ○ブスター」方式を取り入れました。これなら時代設定をいじれば何でもアリですからね。

     共通する登場人物として語り部を用意しました。冒険者新書の生みの親ですね。
     またライトノベルなのにヒロイン不在を、主人公を同時にヒロインにすることで解決しました。

     作中の頭に出てくる聖歴○年は、まんま西暦です。
     章を読み進めると少しずつ解ってくることですが、これは紀元前ちょい前に地球を襲った天変地異、それによりファンタジーな世界と一つになってしまった地球が舞台の物語なのでした。てへぺろ。
     だから作中に登場する教会はキリスト教系のそれのイメージですね。

     一回描いてボツにしたエピソードには現代編もあり、そこでは人間、エルフ、ゴブリン等々が大学に通う会話劇もあったのです。
     時代が変わればみんな仲良し♪

     だいぶ話があっちの方にそれましたが、兎に角、読んで下さいましでありがとうございました。
     感想を描いて下さいましてありがとうございました。何より励みになりました。

     ある程度、感覚を共有していることも分かったので御作品、ミストリアンクエストも折を見て読んでみようと思います(何しろ話数そろっているので敷居が……)

     最後にアネットとのリンクが一方的に切られた感じ~がですが、あそこはそこを境にアネットは、皆の良く知っている彼女ではなくなったということですね。
     色んな可能性が考えられますが、最後の答えは読み手にお任せするという、素人なりに小賢しい真似をしてみました。もやっとしていたらスミマセン。
     でも読み手の方々が出した答えが答えで全て正解でいいとも思ったのです。
     

    作者からの返信

    こちらにもコメントありがとうございます。
    読者からのコメントによって本当のジャンルが判明することも、結構あるのではないかなと考えております。私自身、自作『ミストリアンクエスト』を「重厚な古典ファンタジー」のつもりで投稿していたのですが、ある読者さまから「古典風ラノベですね」とのコメントをいただきまして。まさしく「それだ!」と感じた私は、以降はそれを使わせていただいております。
    もちろん、作者がこだわりを貫くも大切であるとも考えております。件の『ファイブスター物語』であれば、「巨大ロボとかアンドロイドとか出てくるけど、作者がファンタジーって言ってるんだから、SFじゃなくてファンタジーだ」といった具合ですからね。あれはあれで「かっこいい」と感じます。

    〝辺境〟に関しては「辺境警察」みたいになってしまいましたね。商業作でも「へんぴな場所」の意味で使われている場合が多いですので、いずれは意味の方が変わってしまうのかもしれません。むしろ本来の意味で使う場合に「辺境とは、敵国との国境(くにざかい)を意味している。つまり最も防衛を固めなければ~」といった説明を入れる必要があるくらいですからね。言葉とは興味深いものです。

    「世界が中心の物語」に関しては、私自身が『真世界シリーズ』という、同一の世界観を有した作品を書いているから――でしょうか。
    また、私の作品の創り方が「まずは世界を創り、そこに設定を載せる。すると、それを基にした登場人物が生まれ、かれらが勝手に物語を創りはじめる。私はそこから主人公たりえる人物をピックアップし、見所になりそうな場面を描く」といった形式であるためですね。

    様々な作品を読んでおりますと、「これは、このキャラを出すための作品だな」や「これは作者の思想ありきだな」といった、作風を感じることがあります。たとえば純文学であれば基本的にキャラの個性はどうでもよく、作者の思想を表現させるための舞台装置ですからね。逆にラノベであれば、キャラに重点を置いていることが多く、設定や思想はその時々で(都合よく)変化したりします。しかし本質的には「作者の描きたいものを好きに描く」といった点において、両者は共通しているんですよね。

    しかしながら、「世界が中心」の物語である場合、たとえ作者が「こうしたい」と思ったとしても、その通りにならないことがあります。すでに確固たる「作品世界」が誕生し、世界のルールが決まっているためですね。具体的に「どの部分でわかるのか」といったことは説明が難しいのですが、御作にも「その性質」を感じました。そして私は、そんな作品が大好きです。

    まったく個人的な嗜好ですが、「ゲームオチ」でなくて安心いたしました。むしろ現代編もあるとなれば、「ソロ」や「レイド」といった単語の登場も伏線になりそうですね。考えただけでワクワクいたします。

    「アネットとのリンク」に関しては、私の深読みというか、考察脳が暴走しすぎた形ですので、決して批判ではないですからね。これも一つの成長ともいえますし、なにより語り手の所在が明らかになった場面のあとですので、有効に作用していると感じております。

    いずれにせよ、本当に楽しい時間でした。素晴らしい作品を読ませていただき、ありがとうございます。続きも楽しみにしておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。