第4章

第43話

睨まれたからって、怯むな私…!!



「初めまして、野山 美樹子と申します。

栄太さんとは、同じ職場で働いている事が切っ掛けでお付き合いさせて頂いています」



栄くんの両親が口を開いた。



一瞬の緊張感が走った。



「…栄太、遊びじゃないんだね?」



「はい。結婚を前提にお付き合いしてるから、遊びじゃないよ」



「栄太、美樹子さんを大事にするんだよ」



「美樹子さん、栄太を宜しくお願いします」



「はい…!」



お付き合いも将来の結婚も、認めて貰えて嬉しかった。

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