第3章

第25話

「みきちゃん、今度の休みの日…みきちゃんのご両親に挨拶に行っても良いかな…?」



「えっ!?」



そして、その日はやってきた…。


私の家の前で、彼と待ち合わせた。


暫くして、栄太くんがバイクに乗って来てくれた。


だけど…


「いやいやいや、やっぱり無理〜ッ!!」


「ここまで来て、どうして?」


「…私ね、親に年下の人とはもう、付き合いません!!…なんて宣言しちゃった事があってね…それから、舌の根も乾かないうちに…」


段々と語尾が小さくなっていった…。


「大丈夫だよ。みきちゃんのご両親だろう?」


「うん」


『不思議…栄太くんが大丈夫って言うと、本当に大丈夫な気がする…』


私は、両親に栄太くんを紹介した。

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