第2章

第16話

そして、仕事に打ち込んだ後、お昼の時間がやってきた。



彼女が作ってくれた弁当箱を開けると、そこには俺の大好物の唐揚げや玉子焼き、ウインナー等が沢山詰められていた。



「こんなに沢山、嬉しい…!頂きます!!」



パクッ!もぐもぐ…



「ど、どうかな…?」



私は緊張した。



『彼の口に合うかな…?』



その瞬間



「とても美味いです!!」



松下くんは、無邪気な笑顔で答えた。



その一言が嬉しくて…。



私は、その日から彼にお弁当を作る様になった。

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