『雨ときどきマナから記憶をドライブ』



「ふーん。じゃ、つい最近なんだねこっちに飛ばされたの。いやあ、突然でびっくりしたでしょ。ウチもそうだったからさあ」


 今まであった大体の経緯を説明し終えた。

 ギフトはなにかと言われたので、特定の資源を還元して使用できる能力で、治癒能力はその資源をレベルアップしたら使えたと濁してみたが。


「女神様っていうのはウチは会わなかったな。気がついたらこっちの世界にいたんだよね。いやあ大変だったんだから。あ、じゃあ、今もその女神様は正成くんのそばにいるんだ。ウチには見えないけど」

「そうなんだよ」

『うむむ』

「どうも女神様。ウチ草葉日向ともうします。以後お見知り置きをば」


 幸い、委員長は突っ込んで聞いたりはしてこなかった。

 この世界ではスキルを知られるというのは致命傷になりえるものだろう。心得ている、という感じだ。


 もう少し今の委員長の人間関係とかがはっきりするまでは、できるなら秘密にした方が良いのかもしれないが。

 こちらとしてはもうちょっと委員長を頼りたい事情がある。


「いや、よかったー。また新たな被害出ちゃっても目覚めが悪いから、急いで現場に向かったんだけど、間に合ってよかったー。あ、焼けたよ!」

「お、ありがとさん」

『うむむむ』


 うん中にしっかり火が通っている。

 ジビエ特有の獣臭いにおいはあるものの、肉汁がジューシーで、食べ応えもある。

 加え、塩胡椒のアクセントが最高。

 やはり調味料は偉大である。


「いやあ、しかし。正成くんがこんなに食いしん坊だなんて知らなかったよ〜。持ってきた食料全部食べちゃうなんて」

「悪いな」

「ウチは別に困らないからいいよいいよ〜。食料は調達できるし」

「いや、なんか多分おれの固有の能力のせいだと思う。使うとめちゃくちゃ減る……というか気のせいでなければ特に使っているつもりもないのに、常に減り続けている気がする」

「そうなんだ。その能力でデスラッシュ倒しちゃったんだね。すごいな。食べっぷりもいいからウチも食欲がわいてしかたないよ。はむ」


『うむむむむむむむむむ』


 ん—うまい、と頬をおさえて目を見開いてから閉じた。余韻にひたっているその様子。あのサツマイモを食べたときの姿のまんまである。


「委員長も相変わらずだな。美味しそうに食べる」

「美味しいものを食べて寝る事! それが人生の醍醐味だからね! ウチはそこらへん心得ているんだよわかる正成くん」

「ははは、違いない」


 全く同感である。衣食住足りてこそ礼節を知るのだ。


『うむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむむ』


 ところでアマネさんや。

 なにやら圧がすごい。

 距離近い。

 委員長の顔をチラっと見てから、すぐに頬に密着するかのごとくおれをじっと見てくるのだ。


 は、話しづらい。


「しかし、スキルを使うと、体力と体内のマナ量が減るのは当然だし、意識しなくても身体を動かせば体力や体内のマナは自然と消費されるのは当たり前なんだけど。どうやら正成くんの場合その消費量が異常だからすぐお腹が空くし、倒れちゃうみたいだね。どうしてなんだろう」

「そのことも関係するんだが、委員長のスキルは特に女神とか、なにかの人格がしゃべりかけてくることはないんだよな」

「そだなあ。スキルが喋るってことはないかな。ウチの元々のギフトは『マナ使い』。周囲のマナや体内のマナの流れや量を感知し、操ることができるっていう、まあ、チート能力なんだけど。これを鍛え上げて『聖霊使い』っていうギフトになっている。多分これが最高ランクだと思う。おかげで魔術、法術も使えるし、体術もかなりの腕前になることができたと思う」

「魔術と法術ってのはなにが違うんだ?」

「魔法も法術も大気中のマナと、自身のマナを媒介にして操るのは変わらないんだ。ただ、魔術は闇・火・土属性のどれかを操る術師のこと。法術は光・水・風属性のどれかを操る術師のことを言うんだよ。さらに精通して行くと、魔術と法術を織り交ぜて使うことができるようになるんだけど。そういう人間を魔法使いって言うんだ。そんで自身のマナを使って行うのが体術。その体術を極めた人間を仙人といって。なにを隠そうその仙人のランクにウチは達しているんだ。魔法も使いこなすから、周囲からは『魔法仙のヒナタ』って言われてるよ」

「おー……すごそうだな」

「どうかな。世界は広いから、自分より実力が上の存在は結構いると思うけど。少なくとも、今まで出会った中ではウチより上の存在はあんまり知らない。上には上がいるのは知ってるけどね……」


 次の肉が焼けて、ふーふーと少し冷まし取っ手となる骨を布で包んで差し出してきた。

 受け取ってかぶりつくと、委員長は両頬を頬杖ついてにやついている。


「なんだよ」

「ん、別に。で、この『聖霊使い』になるときに、聖霊と契約することになったんだけど。心当たりがあるのはそんくらいかな。そのアマネさんというのは多分聖霊みたいな存在だと思うんだ。ウチの場合契約する前に、『フェアリーハート』っていう称号を手に入れたんだよね。マナと意思疎通ができる者に与えられる称号らしいんだけど。その称号が成長して、聖霊とは喋れるようになったんだ。聖霊というのは属性を司る存在なんだけどね。聖霊は姿を現すときに顕現するけど、普段は実体はない存在なんだよ」

「フェアリーハート? あれ、それおれ持っているんじゃないかな」

「お、すご。じゃ、それを通して正成くんはアマネさんと話せるんだと思うよ。いや普通最初から持てる称号じゃないんだけどね」

「実体がないって、幽霊みたいなもんか」

「ブッブーだよ。この世界には霊もいるけど、それは精神体と言ってちゃんと見える存在だし倒せるから」

「精神体……ふう」

「あー、今一気に現実感無くなったと思わなかった。かくいうウチも経験した道さ。諦めて現実を受け入れなきゃ死ぬよ。正成くんは死なないけどね。ウチが正成くんを守るから」

「お前は綾波レイか」

「たはー。このネタ通じる感じじわりますな。突っ込んでほしいところにつっこんでくれるとこもじわります、じわりますなあ」

「お、久しぶりにオタクモードの委員長を見た気がする」

「あー、そういえばウチも久しぶりだあ」


 薄切りを串刺しにして加熱したイノシシのレバー。中に火を通すように委員長は手から一瞬炎を出し、塩こしょうをふりかけた。

 甘い。うまうま。


「イノシシうまいなあ」

「デススラッシュって言うんだけどね」

「今詠唱使わず出してなかった」

「ん。鍛練の賜物だよ」

「鍛練したら詠唱せずともできるもんなんだな」

「そだねー。ま、そんな簡単にはできんと心得よ。何事も精進じゃほっほっほっほ」

「おお、なんか仙人っぽいな。仙人ヒナタ師匠勉強になります」

 ま、おれもなぜかできるんだけどな。


『うむむ、なんか、通じ合ってるという感じです……、入り込めない二人の空気、こうして私はのけ者になってやがて正成さんは私を過去の女にしだすんですね……う、うう!』


 おっと。なんかヨヨヨと、女神が袖で目を押さえはじめたので本題に切り込むことにする。めちゃくちゃ演技っぽかったけどな。


「そんで、おれが召喚されたとき白い空間では女神には触れることができたんだ。できればその顕現ってやつをしたいんだが、その顕現ってのはどうやったらできるんだ」

「んー。そうだなあ。場合によっては手助けできるかも」

「本当か!」

「嬉しそうだね。ふーん。なんかその女神ってどんな姿しているのか、ウチもなんだか気になってきちゃった。ん。正成くんの見るか」

『あー! そら見たことですか! 何を見るというんですか! 裸! 裸なんて私認めませんから!』


 いやまあそんなことはないと思いつつ、質問する。


「見るってなにを見るんだよ」

「正成くん。今から鑑定スキル使うけどいいかな」

「へ」

「あ、これは蛇足なんだけど。この世界では強者ほど鑑定スキルは必ず持っているものなんだよね。で、それを使われても防ぐ術を身につけているもの。ま、鑑定スキルを気づかれないように使うスキルとかもあるから、極めている人がいたら、気づくのは至難の業なんだけどね。ちなみにウチは鑑定スキルが変態して、洞察眼をもってる。正成くんはこっち来たばかりだから当然鑑定スキルも、それを防ぐ術を持っていないよね。だから鑑定スキルを使われているときの感覚とか早めに覚えて、どうすれば見られないようにマナをコントロールできるかはやめに身につけなきゃいけないかもね。ま、その感覚もかねて、こちらとしては今の正成くんに何が必要なのか把握しときたいってこと」

「ん? 鑑定スキル持っているな」

「うん、だから持っていない……ん。今なんて言った?」

「ん、ちなみにおれは鑑定が変態して神眼ってのを持ってる」

「なにそれ! 洞察眼よりすごそうな名前。神って名称つくってことはそれなりの能力のはず。ははは、いくらなんでも最初来てからそんなチートなことできるわけ……」

「ちなみに今のおれには委員長のステータスとかは見えないから安心してくれ。意識してもぼやけて、判定不能ってでるんだよ。これが妨害スキルの影響か?」

「や、普通は偽装したステータスが表示されるんだけど! どういうことなのさ、看破しないとそうはならないんだよ。見えないのは、単純に能力差があるから見えないやつだと思うから、一応ウチの今までの異世界生活における鍛錬がかろうじて勝利したってことなのかな」


 ちなみに表記は意識的に消すことも可能だ。オンオフみたいに切り替えができるのはありがたい。


 集中を高めれば、解説とかが出たりもするんだけどな。


 例えば、目の前に転がっている小石は、ぼんやりと神眼を使うと<<小石……ただの小石。リサイクル可能>>とだけ表記されるが、集中すると、<<石灰岩の欠片。かつて樹海ができるまえに存在した8000メートル級の山『フローデンシャンデリア』の一部だった岩が崩れ、年月とともに風によって摩耗したもの>>と詳しく表記されたりする。


 最初はコントロールに手こずったが、慣れてくるともはや感覚の一部だ。まだ慣れないから使いすぎると眩暈するし、なにより腹が減るんだけどな。


「……本当だ、マナが干渉するのがわずかに認識できる。いや……でも意識しないとこのウチでも気づけないくらいの自然なマナ干渉……。もはや奇跡だね。まだまだ習熟度がなくてランクが上がってないのに、なんだか恐ろしいくらいの才能だね。神眼も多分使えば使うほどその能力が覚醒したりするかもしれないし」


「そうなのか」


「レベリングについてはまた詳しく教えるけどね。基本的には何事にも習熟度というものがあるんだよ。習熟度をあげて、ひらめきを得るとレベルが上がったり、等級が上がったりするんだ」


「なんか、不思議な世界だな。情報とか、そこらへんのシステムはどうやってできるんだろ。人工的にも見えるけど」


「鋭いね。マナというのはこの世界が誕生する前からある根源的な物質であり、存在でもあると言われているんだよ。そのためマナ一つ一つには意識はなくても、ネットワークのように情報を共有して要るんじゃないかと言われている。実は正成くんにこれからする鑑定は、普通の鑑定じゃなくて、そのネットワークにアクセスするような形で行おうと思ってる。マナからより高度な情報を受け取るためにね」


「そうなのか」


 勉強になる。おれが知りたかったことを、話してくれていてありがたい。というか本来ならアマネ、これはお前の役割なんじゃ……。


『なんですか! なんで今私のこと見たんですか? あ、逸らしましたね。わかってますよ。お前なんで言わなかったの? とでも言いたげな目をしてましたからね! 知ってましたが。当然知ってましたが! ただタイミング。タイミングの問題で!』


「わかってるわかってる」

「ん?」

「いや、今アマネとな」

「なるほど。で、どうかな。鑑定していいなら試すけど?」


 できるなら隠しといたほうが無難なんだろう。だからさっきは濁した。

 しかし、今のところおれは自分の能力を把握できていない。


 それにこの女神についても、傍目からどういう情報に見えるのか確認したほうがいい気がしてきた。


 なにかのヒントになるかもしれないしな。


「じゃ、頼むわ」


 委員長が、鑑定するという合図のように手をこちらにかざした。


「ん、やっぱ普通じゃないよ正成くんの状態は。名前は表記されるし、レベルもわかる。でも明らかに弱い。こっちの異世界では赤ちゃんと同じくらいの能力値。正成くんに言われなきゃ正直目も当てられないステータスかな。普通に鑑定使ってもさっき言ってた神眼も、治癒魔法も認識できない」

「そうなのか」


 おれの能力値赤ちゃんくらいなのかよ……。

 この世界の基準を知り、今の自分の立ち位置を知って泣きそうになった瞬間だった。


「ギフトは『リサイクル』だね」

「それは合ってる」

「あとは技能の『資源回収』『資源再生』しか認識できない」


 はて、おれが初期で使えた『ヒールブレス』も『ショックウエイブ』もないのはどういうことだろうか。リサイクルしたとき最初に覚えた技なのだが。資源再生と、資源回収だけでは到底覚えそうにないものなのはわかる。


「鍵はやっぱりその女神さんだね」


『ふふん! ようやく気づきましたか! 私の偉大さに! というか私も今気づきました! 言われてみれば知識としては今この方が言ってることは正しいことはわかりますね!』

「……無自覚じゃねえかよ。無自覚でとんでもないことしてくれてたのかよ。ありがとよ」


『はうっ!! 褒められた! 嬉しい!!!!! 嬉しいけど実感が無いからむずむずします! 掻いて、誰か私のこの背中を掻いて!』


「そうは言われましてもお客様、いや女神様や。掻けないんだよな。悪いな」

「今なんて?」

「言われてそうだと気づいた、だそうな」

「なんかウチがイメージする聖霊とはずいぶん違うんだね。なんというか抜けている感じがすっごく伝わってくるよ」

「ま、それは否めない」


『否定してください!?』


「集中すると、かすかにぼやける感じだけど。うん、今のままじゃ埒が明かない。様子見はここまで。そろそろ本気出すよ」


 目を凝らすと、手から淡い光が漏れ、委員長の体を包んだ。


「これは体術の基本、操気術の派生技能。気を纏うとかいて、気纏(きてん)。それがさらに変態してできたうちのとっておきの『仙氣纏』。あらゆるマナを支配し、体内に取り込み、循環させる。最強の攻撃にも繋げられるし最強の防御にも使う技なんだけど、今日はこれを洞察眼に使ってその能力を最大限発揮させる」

「おおう! すごいな」

「普段は戦闘時にちょこっと割いて使うくらいなんだけどね。どれどれ」


 淡い光が、委員長の眼に集約されていく。

 委員長の眼は今やビームを放っていた。なんか受ける。


「ちょっそこ笑わない! 真剣だから! こっち集中してるから」

「悪い悪い。続けてくれ」

「むん! 頑張る! ん……あ、でもなんかバチバチ反発して、一歩届かない感じだな。ここまでしても、見えないなんて。どうなってるの」

「万事休すか」

「これは奥の手だったんだけど」


 一旦、淡い光が体全体を包んでいた状態に戻った。

 委員長は何事かをぶつぶつと呟きながら、舞い始めた。


——暗き深淵の中

  静寂を貫く

  古の歌声が

  波間に響く時


 よく見ると、足を引き摺っており、その足先から漏れた光の線で文様を描いているようだ。


——心を保ちながら

  我が魂を震わせ

  この世界に清き水を

 


 文様を描き終えると、忍者とかが印を結ぶように手を動かしながら、太極拳みたいな動きをしていた。


——水の神秘を宿した

  青白き海の守護者よ

  循環せし安寧の力で

  我が願いを受け入れよ



「うお、なんだあれかっちょいい」

『うむむ、これは聖霊召喚の儀式』

「聖霊召喚?」


——運命の潮流を超え

  深海の流れを感じ

  そなたは水の聖霊

  今ここに降り立て


「アクアリウム」


 強く委員長はその名前を呼んだ。

 すると、瞬く間に明け方の気配があった空は曇天に覆われ、雨が降り出した。

 雷と水の塊が降り注ぐと、水着姿の人魚が姿を現した。

 絵画に出てきそうないわゆるザ、女神という美しさである。

 その手にはトライデンというやつだろうか。三つ又の槍を持っていた。


『呼んだのはそなたか』


「はい。この者の能力を調べるために、あなたの聖霊としての格とその力を必要としています。どうかお力をお貸しいただきたいのです」


『良かろう』


 アクアリウムがトライデンをかざすと光の雨が降り注ぐ。液体のような光がおれの体を包んで満たしていく。まるでおれの体のマナから情報を探り、吸い寄せるように、水流が変わる。


『ふむ、強い情報阻害。それに、強引な神術による名残なのか不完全な状態で何者かがそなたのそばにおるようだ。……このような形態で、なぜこの者に宿ろうとする。不可解じゃ。……!』


 何かを感じ取ったのか、アクアリウムに眉間にしわが寄った。

 すこし考えるように、間を置くと、今度はこう笑した。


『なるほどな。これでは、貴様ほどの使い手が、鑑定できないのもうなずける。こやつに宿っている御方は……マナに選ばれし唯一無二の存在。なぜこのようなミジンコ以下の能力しか無い存在に宿っておられるのか不思議でならぬが」


 今ミジンコって言ったよな?

 それおれのこと?

 え、そんなに低いの。赤ちゃんとかよりも?


『ヒナタよ。覚悟はよいか。これを解放するにはソナタの全力を注ぎ、我が導かなければ到底成せぬことじゃ。全力を注いだとて、達成できるか……というな』


「わかった。やって!」


『行くぞ』


 雷が周囲に轟いた。

 激しい雨と風が巻き起こり、周囲の木々が紙が舞うように引き抜かれ、渦を巻きながら宙を舞う。


「お、おおお、おおおお!」


 おれの体も熱くなり、びりびりと神経を走る痛みが絶え間なく起こる。


「こんなの、き、きいてないって」

『……こ、これは……』


 灼け付く痛みの中、気を失うのがわかる。

 最後に見たのは放心したように、ぼうっと宙を見るアマネの姿。

 これ、大丈夫なんだろうな。

 ガク。

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