case1 佐野圭介の場合
松井 「では佐野さん(仮名)貴方は、どういう理由であのサイトを使ったのですか?もちろんお話しできる限りで大丈夫です。」
佐野 「はい。あれはちょうど2年前くらいかな?仕事が繁忙期だった時だと思います。」
2年前
「ただいまーって誰もいないか。」
そう呟いて佐野圭介は自分の家に入る。最近まで一緒に住んでいた恋人は浮気をして俺のそばから離れていった。しかし、俺の方にも原因はある仕事ばかりで全然構ってやれなかった。だから彼女が浮気をするのも仕方ない。そんな出来事があったこともあり趣味だった料理もあまりしなくなってしまった。料理をすると彼女のことを思い出してしまうからだ。ため息をつきながら俺は近所のコンビニで買った弁当を温めて
缶ビールを開けて飲んでいた。
「プルルルル」突然、家の電話が鳴った。こんな時間に誰だろうと思いながら受話器を取る。
「もしもし、佐野ですが」
「もしもし、私よ。」
その声を聞いた途端、俺はとても不快な気分になった。
「なんだよ、母さん。金なら出さないぞ。」
「違うわよ、今日はお金の話じゃなくてあんたに高校の同窓会の招待状が来てたのよ。」
「同窓会?行かないよそんなの仕事忙しいし。」
「あら、私もう貴方の代わりに出席にして出してあげたわよ?」
「はぁ?何してくれるんだよ。行く訳ないだろ。ましてや高校の奴と会うなんて1番嫌だね。」
「何いってんの、せっかく久しぶりにお友達と会えるいい機会じゃない。とにかくちゃんと出席しなさいよ。出席しなかったら母さんが笑い物にされちゃうわ。」
「母さんは、俺が高校の時何があったのか知ってんだろ!それなのに俺の事情も知らないのに勝手に返事なんか出して!」俺は母さんに怒鳴った。
「あら、もう何年も前の話でしょ。そろそろお父さん帰ってくるから切るわね。ちゃんと同窓会出席するのよ。」
「おい!母さん!」
そう言われて一方的に電話は切られてしまった。俺はこの人が嫌いだ。いつも俺の事情なんか聞かずに勝手に押し付けてくる。金の催促だってしてくる。俺はこの人に恩なんて何も感じていない。高校の時だってそうだ俺に「あんな事」があったのに全然事情を聞いてくれなかった。でもそれよりも嫌いなのはあいつらだ。せっかく忘れかけていたのに母さんのせいで思い出してしまった。あいつらの存在を、俺の人生を何もかもめちゃくちゃにしてくれたあいつらをずっとずっと憎んでいる。
高校2年の時だった。俺は部活で大きな大会で個人戦で優勝できて学校で表彰された。多分そのことが、あいつらにとっては気に食わなかったんだと思う。
日野光輝、久住大河、関野守。俺はこの三人からいじめを受けていた。
そもそも俺たちは同じ部活で仲が良かった。いつも一緒に帰っていたし、守と大河は同じクラスだったのでよく喋った。だけど高二のその大会の直前だった優勝候補だった光輝が怪我をして大会に出られなくなってしまった。同時期に大河と守も万引きなどで警察に補導されて二人とも大会に出れなくなった。結局4人の中で俺だけが大会に参加できて優勝してしまったからそこが気に食わなかったのだろう。それからあいつらのいじめが始まった。やることは顧問の見えないところで俺を蹴ったり、殴ったり。通りかかる時に「○ね」と言われたりさまざまな内容だった。俺も顧問などにいじめをされていると伝えたがあの三人は顧問の前では優等生なので信じて貰えなかった。俺が顧問に伝えたと三人にバレた後はどんどんいじめがエスカレートしていった。根も葉もない噂を立てられて友達はどんどん離れていった。最終的に部活も辞める羽目になった。さすがの俺もこれには耐えられず三人に殴りかかったがあいつらはとても強く逆に俺がボコボコにされて、何故か俺が停学処分を受けることになった。母さんも父さんも俺の話を全然聞いてくれない。俺の高校生活は散々なものになってしまった。そんな奴らとどうしてもう一回会わないといけないんだ。第一そのネモはもない噂のせいで俺に話しかける奴なんてほとんどいないはずだ。となると幹事はあの三人の誰かになる。参加したところで、また俺はみんなの前で惨めな醜態を晒す羽目になる。母さんは電話でもう治っているだろうみたいな雰囲気を出していたが、あいつらはきっと治っていない。卒業しても俺を苦しめてくるなんて本当に憎い。復讐してやりたいくらいにそう思った。
「かといって、復讐なんてどうやるんだよ。復讐したとして逮捕されるとかは嫌だしな。」
そう呟きながらSNSを見ていると、ある投稿に目が止まった。
「ネトサしてたら復讐代行しますっていう怪しいサイト見つけた。これ使うやつなんていないだろw」
確かにみるからに怪しいサイトだが今の俺にはまさにぴったりのサイトだ。俺は早速調べてそのサイトにアクセスしてみた。確かにそのサイトにはたった一文だけ「あなたの復讐代行します」と書かれていた。しかしどんどんスクロールしていくと、ご依頼はこちらまでと電話番号が書かれていた。正直あまり期待はしていなかったが電話をかけてみると、繋がった。
「もしもし」
「はい。こちら復讐代行サービスです」
「あの、復讐を代行してくれるって本当ですか?」
「はい、もちろんです。お客様は復讐をご希望ですか?」
「はい、それで依頼したいんですけど」
「わかりました。それでは一週間後に〇〇までお越しください。お待ちしております。」
そこで電話は切れた。
「本当に復讐できるのかな。」
俺は温めていた弁当のことを忘れてそう呟いた。
一週間後
俺は待ち合わせ場所に来ていた。
「ほ。本当にここか?」
その場所は見るからに廃ビルって感じの場所だった。とても会社が入っているとは思えない。とにかくいってみるしかない。階段を登り、会社のドアをノックする。
「はい、どうぞ。」
電話で喋った人物と一緒の声だった。
「失礼します。あの」
「佐野様ですね?お待ちしておりました。」
相手は俺より少し年下くらいの男で葬式場にいるような格好だった。俺に笑顔をしているがとても本気で笑っているようには見えない。何か裏があるような笑顔だ。
席に座ると男が話しかけてきた。
「申し遅れました。私は後藤と言います。今回佐野様はどのような復讐をお望みですか?」
「あ、はい。えっと俺を高校時代にいじめた奴らがいるんですけどそいつらに復讐してやりたいんです。」
「なるほど、具体的にはどうされたいですか?』
「えっと、そうですね。社会的に潰してやりたいです。俺が受けたみたいに。」
「なるほど、随分と強い憎しみをお持ちなんですね。」
その男、後藤さんは少し笑っていた。
「なんかすみません。」
「いえ、そういう方は結構多いですからね。あ、本題に戻らせていただきます。その方の名前などはわかりますか?」
「はい。日野光輝、久住大河、関野守の三人です。」
「なるほど、その三人と会う予定は?」
「○日に〇〇でやる同窓会でおそらく会うと思います。」
結構淡々と進めるなと思った。ふと、この依頼の報酬はなんなんだろうと思った。あの投稿にはあの一文についてしか触れていなかった。
「あの、この依頼の報酬はいくらくらいですか?今日結構持ってきたんですけど」
「あぁ、それは終わった後で大丈夫ですよ。」
「はぁ、そうですか」
「では、その三人の情報を集めますが。恐らく同窓会で復讐を行います。」
後藤さんの衝撃の発言に俺は驚きを隠せなかった。
「えっと、それってサービスを頼んだのが俺ってバレないですよね。」
「そこは、大丈夫です。我が社はその点に関しては業界一だと自負しておりますので。」
このサービスここだけじゃ無いんだ。
「では、そういうことでよろしくお願いします。佐野様。」
「あ、はい。お願いします?」
俺は契約書にサインを書いた。
佐野「この時、もっと契約書に目を通しておけば良かったと後悔してます。そうすればあんな事にはならなかったのに」
松井「なるほど、確かにそうすればこの結果にはならなかったかもしれないですね。」
一週間後
同窓会の日が来た。あれから後藤さんから連絡は来ていない。
正直、半分騙されたのだろうと思った。でも、特に金などは請求されていないし、騙されていようが騙されてなかろうが問題はないと思いながら、俺は急ぎの仕事を終えて同窓会をする店に向かった。
同窓会をする店のドアを開けると、店は貸切のようで一斉に目線が俺の方に来る。
皆、「なんでこいつが来るんだ。」というような雰囲気になっていた。そりゃそうだろう。みんなから嫌われていた俺が同窓会に呼ばれるはずもないのに、何故か来ているのだから。俺はそんな雰囲気を無視し、受付をしようとした。すると、ある人物が俺に声をかけてきた。
「よう、久しぶりだな佐野。」
そこにいたのはいじめの主犯格の一人である日野だった。側には久住と関野もいる。俺は久しぶりに聞いたその声にとても不快感を感じて思わず睨んでしまいそうになったが、すぐに普通の顔に戻った。
「ああ、久しぶりだな日野、久住、関野。」
「高校の卒業式以来だな、相変わらず不幸そうな顔してるな。」
「本当、生きてるのかってくらい幸薄そうな顔してる。」
「よくこの同窓会来れたよな。」
日野達は笑いながら俺にいってきた。俺はああ、こいつらは何も変わっていないんだ。母さんは大人になったのだからもうそんなことはしないと言っていたけど結局人間というものは変わらないのだ
「おい、聞いてんのか?」
「ああ、悪い。少し考え事してた。」
「ったく、だからみんなから嫌われるんだよ。どうせ、お前はどっかの小さな会社に勤めてるんだろ?俺は草野電工に勤めてるし、あの超美人だった水野と結婚したんだぞ?」
日野はそうドヤ顔で俺に言ってきたが正直どうでもいい。この後も、こいつらの自慢話を延々と聞かされるのだろう。やっぱり同窓会なんて来るべきじゃなかったなと思っていると、何だか店先の方が騒がしくなっていた。誰か酔っ払いが間違ってきてしまったのだろうか?
「お客様、困ります。本日は貸切ですので・・・」
「いやいや、すぐに終わるのでお気になさらず。」
「え?後藤さん」
「ああ、佐野様。お久しぶりです!いやぁこの店員さんが中々通してくれなくてですね・・・困ったなぁ。」
そりゃあ、誰だって喪服姿で詐欺師みたいな笑顔してる人がいたら失礼だろうけど止めるだろと思った。
「おい、佐野。こいつお前の知り合い?」
「知り合いというか、何というか。」
日野が少しイラついた声で俺に聞いてくる。
「日野様ですね?そちらのお二方は久住様と関野様でお間違い無いでしょうか?」
「間違ってねぇけど・・おい佐野こいつ誰なんだよ。」
「えっと、この人は・・」
言えない。とてもお前らの復讐代行を頼んだ人だとは言えない。
「私は後藤といいます。佐野様とはあることでお知り合いになったんですよ。」
後藤さんはそう言った後手を一回叩いた。
「それよりも、本日は皆様にお渡ししたいものがありまして、こうして参ったわけです。」
「俺らに関係する事なんて何かあるか?というかいらねえよ。」
「まぁまぁ佐野様、今メールであるものをお送りしたので流してもらえますか?」
「あ、はい。」
この店は、プロジェクターがついていて、誰でも使うことができる。俺はプロジェクターにデータを飛ばして見てみる事にした。それは三人にとっては最悪の動画だった。その動画にあった内容は日野の不倫、関野の詐欺をしている所、久住が違法な薬物をもらっているところなど様々なものだった。それを見た人たちは、とても驚いていた。
「え、こんなことしてたの・・・」
「というか普通に犯罪じゃない、これ」
「水野ちゃんかわいそう・・・」
中でも1番すごかったのは水野だった。日野を殴って泣きながら文句を言っていた。どうやら日野が不倫をしていた相手は水野の部下でまさに水野の右腕とも言っていいくらいに信用していた人物だった。そいつと不倫していたのだからあの状態になるのも無理はない。三人とも「俺はそんなことやっていない。」と言っていたがあれは間違いなくあの三人だった。結果、会場はまさに地獄と化していた。
「おい、お前のせいだろ!どうしてくれるんだ!」
いきなり日野が出てきて後藤さんを殴ろうとした。すると後藤さんはその拳を避けて、日野の腹を蹴った。日野は「うっ」と腹を押さえてその場にうずくまった。
「これはあなたたち3人がしたことでしょう。私が皆様にお教えしなくてもいずれバレていましたよ。」とても低い声でそして冷たい目で後藤さんはそう吐き捨てた。久住もその発言を聞いてムカついたらしく俺に怒りの矛先を向けてきた。
「おい佐野!お前がなんかしてきたんだろ!」
「俺は何もやってねぇーよ。こっちになすりつけてくんな。」
「さっきこいつがお前の知り合いだって言ってたじゃねーか。じゃあお前も絶対に何か関わってるだろ。」
「うるせえな、後藤さんも言ってたけどそもそもこんなことしたお前らが悪いだろ。
高校の頃からお前たち何も変わってなかったんだな。あと日野、お前さっき草野電工に勤めてるって言ってたよな。」
「ああ、そうだよ。なんか文句あんのか。」
イラついた声で俺に答える。
「どっかで聞いたことあるなぁとおもったら、そこ俺の働いてる会社の下請けだったわ。俺今スピカで課長として働いてんだよ。そこの社長とも仲良いからよく飲むんだ。お前の不倫のこと今度言っとくな。」
「は?お前があの大企業のスピカで働けるわけねえだろ。」
「本当だよ。ほらこれ社員証。」
社員証を見せると日野はとても驚きながら同時に俺のことをすごく睨んでいた。
「不倫のこと会社に言ったらお前のこと許さないからな。」
「絶対に言ってやるよ。お前らのせいで、俺が今までどれだけ苦しめられたと思ってるんだ。」
「あんなのただの遊びだろ。それに昔のことじゃんか、お前そんなんでこんなことしたのか。」
「お前らにとっては昔やったただの遊びかもしれないけど、俺にとってはずっと残ってる心の傷なんだよ。それに不倫のことも今知ったんだから。」
日野は小さく舌打ちをした。
「それでは佐野様、車を用意してますので行きましょう。」
「あ、はい。あのその前にあいつらに一言いいですか?」
「?はい大丈夫ですよ。」
「お前らは結局成長しないままここまできたからこんな事になったんだよ。一生苦しめよ。」
そう吐き捨てて俺は店を後にした。
店を出た後、俺は後藤さんが用意した車に乗った。
「あぁ、スッキリした。」
「あの現場、すごい空気でしたね。修羅場というのはああいうことを言うんでしょうね。」
後藤さんは笑いながら俺にそう話しかけてくる。
「そういえば、代金の方は?いくらくらい払えばいいんですか?」
「それは、事務所の方に着いたらご説明いたします。」
「わかりました。」
そんな話をしながら後藤さんが運転している車は事務所の歩に向かっていった。
相変わらず、少し不気味な事務所に着くと俺は後藤さんに促されるまま席についた。
「それで代金の方なんですけど、大体いくらくらいですか?」
あんな修羅場を作ったんだ。きっとすごい金が請求されるのだろう。
「ああ、お金はいらないですよ。」
「え?」
「その代わり・・」
後藤さんはどこからか包丁を出してきていきなり俺の右腕に当ててきた。
「この右腕をいただきたいと思いまして。」
「は?いや、おかしいでしょ。」
「佐野さん。人を呪わば穴二つって言葉知ってますか?」
「な、何となくは。」
声が震える。俺は一体どうなるんだ。
「人を呪い殺そうとすれば、その報いで自分の墓穴も掘らなければいけなくなると言う意味です。佐野さんはあの方達に復讐をすると望んだ。実際私のした行為であの方々は人生の底に落ちたと言ってもいい。しかし、それであなたには何もないと言うのはおかしい話でしょう」
「いや、でもそこまでしなくても。しかも何で右腕なんですか」
「今回、日野さんは奥さんの右腕とも言える方と不倫をしていた。まぁ後の二人もいろいろなことをしていましたが。ですが日野さんの場合はそうもいかない。奥さんにとっては信頼していた人を一気に二人も失った事になりますからね。だから右腕ですよ。安心してください。佐野さん。安全になるべく痛くないようにしますから。」
「い、嫌だ。」
冷や汗が止まらない。嫌だ。こんな事になるんだったら、頼まなければよかった。同窓会をすっぽかすことだってできたじゃないか。何でそんなことがわかんなかったんだ。後藤さんがナイフを振り下ろす。そして、その刃は俺の右腕に刺さった。
「ああああああああああああああああ」
今まで感じたこともないような痛み。その後、後藤さんはそばにあったテェーンソー
を取り出して俺の右手に再び当てた。
「あああああああああ。痛い痛い。」
ふと、後藤さんの顔を見ると、それは悪魔にも見えるような悍ましい顔だった。この人は一体何もなんだ。誰なんだ。人の腕を切っているんだぞ。どうして、そんな笑いながらこんな行為をすることができるんだ。俺はそんな地獄にも近い光景を見ながら、意識を無くした。
「佐野さん、終わりましたよ。止血もしっかりしておきました。」
後藤さんに声をかけられて起きる。先ほど自分が見た光景を思い出して、右腕を触った。
「あ、ああ」
右腕がない。
「ど、どうしてこんなことに。」
悪い夢だと思っていた。でもこう触ると、これが夢ではなく事実だということがわかってしまう。
「言ったでしょ。人を呪わば穴二つ、自分に返ってくるんですよ。復讐というものはね。それでは私のできることはここまでです。又のご依頼お待ちしております。」
そう言いながら、後藤さんは俺と最初に会った時のように微笑みながら去っていった。
佐野:これが俺に起こった出来事です。
松井:なるほど。その後、事務所には行きましたか?
佐野:実は、一回だけ行ったんです。でももう誰もいなくて。管理人さんに聞いたら、俺の事件があった翌日にはもう引っ越ししてたみたいで、多分色々なところを転々としてるんだと思います。あのサイトを使わないと、居場所はわからないと思います。
松井:そうですか、インタビューは以上になります。辛い記憶を思い出させてしまって申し訳ありません。
佐野:いえ、大丈夫です。そもそも、俺があのサイトを使わなければよかっただけの話ですから。
松井:そうですか・・・
佐野:でも松井さん。これだけは覚えていてください。あのサイトは絶対に使ってはダメです。松井さんは俺には後藤さんのことも何もわからなかったけど、あんな体験はもうしたくない。松井さん、このサイトを使った人をインタビューしてるんですよね。きっと他の人も同じようなことを言うと思います。だって、これは俺が今回松井さんのインタビューを受けた理由でもあるんですから。
松井:わかりました。肝に銘じておきます。
こうして佐野さんとのインタビューは終わった。後藤という謎の人物。彼は一体何者なのだろうか?次号ではもう一人の被害者とのインタビューについて詳しく掲載していこうと思う。
2016年〇〇号 編集者 松井一郎
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「ふふ、なかなかいい記事ですね。ついにこのサービスを嗅ぎつけた人が現れましたか。このサービスをもっと広めれば私の夢が完成するのも早いでしょう。」
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