05. 白いお化け
「
目の前に突然白い布が現れた。ヒヨコがわたわたと短い翼をばたつかせる。アリソンは目を瞬かせた。子供の仮装みたいな、絵に描いたようなお化けがいるなんて。
黒猫が布をはぎ取ると、ちゃんと人魂が入っていた。こちらも白い。まだ無垢な子供のお化け。
「こっちの方が怖いでしょ?」
アリソンは滑稽だとしか思わないが、白いお化けは半透明なのが嫌らしい。見えなきゃ誰も驚かせない。驚かせないならお化けの意味がない。
それならとアリソンはパーティに誘う。お化けは面白そうだと飛びついた。興奮のあまり布を振り回し、ぐるぐる回って飛んでいく。呆気にとられたアリソンが残さされた。
ともあれ、仲間集めは順調だ。
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