君の隣で ーBesides youー
影山 みはつ
第1話 きっかけ
君は、誰?
僕は、ユウキ。
いつも部室でギターを弾いて居る。
ガンガンガンと弦をスピックで弾くたびに心が通じ合うような気がして、まだ見ぬ君は誰なのだろう?
友達のトモヤが「おい、ユウキ。お前また掃除当番サボっただろう?」と声をかけた。
ユウキは「ごめん。最近さ、ギターの課題が始まっちゃって、今練習して居るところなんだ」とトモヤに掃除当番をサボった事に対して理由をつけた。
カオルが来て「ユウキ君、何で掃除当番をすっぽかしたの?おかげで私達がやる事になったじゃない」と大きな声でユウキにヤジを飛ばした。
トモヤが「また、こいつギターだってよ?掃除当番をサボって居なかったら、今頃俺達は、家に帰って自由な時間を過ごせたと言うのに」と口々にユウキを問い詰めた。
トモサダが「ユウキ、今からギターの練習するんだけど、音楽室来れるか?」とユウキに話し掛けた。
ユウキが「おぉ、今から行くよ」とトモサダの誘いに乗って音楽室に向かった。
背中や、腰が重く感じ、プレッシャーが掛かった。
先生から「じゃ、今度ユウキな?」と指を指されてユウキは「はい、お願いします」と席を立った。
ユウキが立つと、スピッツのチェリーを弾き始めた。
じゃんじゃんじゃーんじゃじゃじゃじゃーん、じゃんじゃんと、弾きながら身体で音を刻んで行く。
滑り出しよく、綺麗に最後は曲を弾き終えた。
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