第39話

あの後、朝になっても輝夜と遥斗さんは帰ってこなくて、少し心配した。

大丈夫かと安否確認も含めた文を送れば即返信が来たから大丈夫だったのだと安心した。

朝までかかってしまったから、そのまま出勤するとのこと。

ご飯も食べずに、本当に大丈夫だろうか。


「あの2人お化けだもん。大丈夫大丈夫〜」


「そうそう。凛寧は俺らと遊んでればいいの〜」


「………訓練あるから」


「「え"」」


ピシッと固まった2人。

ご飯よりゲーム、訓練よりゲームな2人。

そんなだから、余裕で勝てると思っている新人の組員は痛い目を見る。


それはそうだ。

この2人は若頭補佐護衛なのだから。

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