第23話
「あーもう出ねぇわ。お嬢、また明日頼みますよ」
「では、我々はこれで」
そう言って部屋を出ていった4人。
「……屈しない」
絶対に。
そっと目を閉じて、幹部達の足音が遠ざかるのを待った。
コンコン、
幹部達が去って少しすると、いつものようにノックが聞こえた。
スーッと襖が開く。
「……凛寧ちゃん。戻ろ?」
毎回、私の元に来るのは遥斗さん。
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