第46話
「─…何が出来んの?お前に会えるまで何時間もかかった。俺がっ…会いたいって思った時お前はっ…他の男と楽しそうに遅まで仕事して笑ってた」
『それはっ、佑弥くんの話をしてたからで、』
「内容なんかどーでもええわ、聞きたない。会いたいって思った時、すぐに会われへんし…やっと会えたと思ったら他の男と楽しそうにしてるとか…しんどい、お前と一緒におるん…疲れる」
なんでっ、そんなこと…
「──…帰る、」
そんな…悲しそうな顔で、帰るなんて…言わないでよ、佑弥くん。 分かるんだよ、そばにいなくても…分かっちゃうんだよ。
あなたは、とても分かりやすい人だから。
『─…元カノと、なんかあった?』
私のその言葉に…帰り支度をしていた佑弥くんの動きが止まった。 あぁ、やっぱりな…なんとなくそんな気がしたんだ。いつもより大人しくて、優しい時…佑弥くんはよくあの爆弾を投下してくることが多かったから─…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます