第12話

「2ヶ月ぶりやもんなぁ、莉久…欲求不満で他の男に抱かれたりしてへんやろな?」




『っそ、そんなことするわけっ、』





「─…ないよなぁ?だって莉久は俺にしか感じへん、えっちぃ身体シてんもんな」





『んんっ、やだっ、』




「"ヤダ"って…なに?どーいう意味?んな言葉使わんから意味分からんねんけど…なぁ、莉久。なんて言ったん?ちゃんと言わなずっとこのままやで?」






触れそうで…触れない、ギリギリのラインで手を止められる時間が続く。佑弥くんは基本Sなので優しく甘い交わり方なんてシてくれない。






『ちゃ…ちゃんとっ、触って、』





「─…どこを?どーして欲しいん?はよ言えや、莉久」





『─…ばかっ!う…みくんの、意地悪っ』





「………あー…いまのは効いた。もう俺がガマン出来ひんっ…莉久、挿れんで?」





散々焦らされた私のナカに佑弥くんが入ってくると、快楽に溺れ何も考えられなくなる





ほんと、中毒のように─…甘い媚薬でも盛られたのかって程、私は佑弥くんでいっぱいになる







──…だけど、










彼は違う。

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