月隠れの太陽

君もそうだった


結局のところ僕を見ていなかった


ありのままでいようとすればするほど


見てくれない


取り繕うほど


見てくれる


君はそうなんだ


知ってるよ


君は僕じゃなくて


かわいい友達を見たいのだろう


だからなってやったさ


かわいい友達に


そしたら君は微笑んでくれた


でも僕は満たされない深い溝


僕のことなんて誰にも分からない


わかって欲しい聞いてほしい


でも怖い手を伸ばさない


あと一歩の勇気を誰かに貰いたかった


君はそうなのかなと思ったけど


違ったんだ


認めたくないんだ


いつまでも見下される自分


僕は誰と話したらいいの


僕の心はもう月を見つけていた


運命はもっとずっと先にあることを


教えてくれた




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