第3話

私は、そのままイートインスペースで食べていく事にした。


それにしても…芸術品の様な美しさ…。


時が止まったかの様に、チョコレートケーキに魅了される。


「いやいや…見てるだけじゃなくて、食べなくちゃ!…頂きます!」


ケーキにフォークを入れた瞬間、中からベリーソースがとろりと溢れ出た。


「美味しい…!!」


濃厚なチョコの風味と甘酸っぱいベリーソースが醸し出すハーモニーが堪らない…♡


一口…また、もう一口…。


気付いたら、ケーキは私のお腹の中へ消えていた。


至福のひとときだった…。


「今日は、何だか良い夢見られそう…♡」


私は、幸福感に包まれながら眠りに着いた。

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