タイトル[強さとは果たして本当に必要なものなのだろうか?]

絶望を超越するもの

タイトル[強さとは果たして本当に必要なものなのだろうか?]

俺たち2人の男はいつものように

学校の空き部屋で昼飯を食いながら話をしていた。 


「強さとは果たして本当に必要なものなのだろうか?」


「さあな、まあ普通に考えれば必要なんじゃ無いのか?」


「そうだ普通に考えれば強さとは絶対にいる

あればあるだけ良いとされるものだ、だけれどこの私は思うわけなんだ

強さとは果たして本当に必要なものなのだろうか?と」


「そうか?弱い存在は搾取されたり、虐められたり、殺されたりするよ?」


「その通りではあるがやはりこの私に強さとは必要とは思えない

本当に必要なのは精神の強さであり物理的な強さに何の価値もない

何故ならばこの世界とは一人の人間の認識によってできているからだ」


「この世界は普通に存在しますよね?」


「そうお前は認識しているからな、違う認識をしている

人にとってはここは剣と魔法のファンタジー世界なのかもしれない」


「だから物理的な強さに意味は無く、精神の強さにこそ意味があると?」


「そうだ、物理的な強さとは不変ではない変化し続けるもの

誰にも認識できないもの、精神的強さとは不変的ものである」


「まあ分からなくもないですがなかなか納得はしづらい話ですね?」


「まあ基本的な話にして極意だからな

これに到達できる人は何人しかいないだろうな

だから人間は不変的ではない強さを求めるのだろうな」


「まあそれも仕方ないことなんですけれどね」


そうして二人は昼飯を食って授業に戻った。

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