10: 車窓
第18話
帰宅時、夕方のホームに滑り込んでくる列車はそこが終着駅となり、再び折り返し運転となる。終点に着いた乗客がダーっと降り、並んで待っていた乗客がそのままダーっとなだれ込むのである。これが特急なんかだと出入り口に「ただいま清掃中」の看板が置かれ、しばらく待つことになるが車内がちゃんと初期状態に戻される。当然のこと並の通勤電車にこれはない。
別に車内がゴミで散らかっているということはないので問題ないが、時として不満に思うことがある。それは夕方という時間帯から西日をあびて到着した列車ゆえ、片側ことごとく閉められたウィンドウシェードである。(つづく→)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます