4: つり革

第5話

普段お世話になっている電車のつり革に関する勝手な解釈。



 つり革と言うくらいだから昔は革で出来ていたのだろう、電車(汽車)のつり革。子供の頃すでに現在のようなビニールというかプラスチック製だった気もするが、今一つ記憶がない。きっと背が足りないので飛びついてぶら下がるのが精一杯、見上げた形になるのでそこまで目が行かなかったのだろう。まあ革だったとすれば、ズボンの革ベルトか縦につり下がっていたと思えば良いわけで、強度的にも大丈夫そうなので勝手に安心した。


 次につり革の先に付けられた掴まる輪の部分、現代では当然プラスチック製ということになるが、つり革が「本革仕様」であった時代には何が使われていたのであろうか。金属製、しかも真鍮なんかだとしぶいぞ。いや、牛骨か、象牙か、ベッコウか??。(つづく→)

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