タイトル[一人修行をして高みを目指した、そして誰もがその男を知って死んだ]

絶望を超越するもの

一人の男がいた、その男は幼少の時に一つの作品を見て武術を習い始めた

そしてその男はあらゆる武術を転々としながら鍛えること数年で思っていた

武術は弱いと相手が武器を持っていた時に勝てるのか？

相手が不意打ちをして来た時に勝てるのか？様々なことを考えれば考えるほど

武術は作品とは違ってあまりにも弱かった、人間は余りにも弱かっただから

この私は気や魔力と言った摩訶不思議なものを求めてあらゆることをした

神に祈った・森の中で座禅を組み・滝行を行った・頭を石に打ち続けて

あらゆる魔術を行った・己を十字架に磔にして・太陽を見続けて

あらゆる呪術を行い・あらゆる心霊スポットに行った・樹海を歩いた

あらゆるパワースポットに行った・無人島で暮らした・砂漠を横断した

伝説に登場するあらゆる道具を手に入れた・あらゆる馬鹿げた話を実行した

世界のありとあらゆる場所に行った・あらゆる苦行をやり遂げた

そしてあらゆる事をしても摩訶不思議なことは何一つとして起こらなかった

体はボロボロであった両目とも失明していて両足が動かず片腕が無くなり

鼻は無くて片耳も無い、だがこの俺は生きていた

ありとあらゆる人がこの俺を知っていた

ありとあらゆる人がこの俺ば化け物であると讃えた

だがそんなことはクソにも満たないほどにどうでも良かった

一人の男は病院のベットの上で一人で瞑想をし続けて死んだ

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