第10話 てんかん発作③

夏休みの自由水泳中に起きたこと


プールに入る前の消毒槽の横に倒れている児童がいる!との一報


イヤな予感しかなかった


やはり・・・

弟だった


泡吹いてる~、ヒクヒクしてるぜ~、白目むいて気落ち悪り~

男子が集まって言っていた


ダメな姉かもしれない

その言葉に名乗りでられなっかた

いっそのこと、プールでてんかん起こして溺れ死んでくれればよかったとさえ思った


そうしたら、私は親から愛される、私だけをみてくれる、殴られない


この日から弟はプール禁止になった


そして私もプールに行かなくなった

授業でも入るのを拒むようになった


今日の今までプールに誘われても理由をつけては断っている

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