第13話
その男はあたしと同じ高校に通う、頭の悪そうな連中のうちの一人
ーーー…吉野 逸純
イスミ、、なんて女の子みたいな名前…
なんて思ったことがあって、話したことはなかったけど、吉野の存在は知っていた
だから…この場を同じ高校に通う男、、しかも頭の悪い不良グループのうちの一人に見られてしまった、
っというより、助けられたことは非常にまずい
ーーー…絶対に言いふらされる
いやでも、あたしのことを知らない可能性も、、、
なんて、僅かな期待を込めて、もう一度現実を確かめようとチラッと吉野に視線を戻した
『っえ…ちょっと、何してんのっ?!』
急に先程のオヤジ同様、ソファーに押し倒された
特に何を言う訳でもなく、ただ上からあたしを見下ろす吉野
ーーー…綺麗な顔してる
そう思わずにはいられない程、吉野は本当に整った顔をしてる
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