第3話

「っま、待って待って!!奢る、明日のバイト終わり!ご飯奢るから!紗綾の好きなラーメン!路地裏の!」





追いかけてきた、梨乃のこの言葉に足を止める





『…ラーメン、だけ?』



「っもちろん!半チャーハン、セットで!」




『……ついていく、だけだからね。』





あぁ、あたしって単純。




まぁでも、明日のご飯代が浮いたし、さっさと終わらせて帰ろ






何て、呑気なことを考えていたあたしは…





ーーーこの後、梨乃の誘いに乗ったことを後悔することになる

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