とある男のただの日記
しめみさん
第1話 粉骨砕身
どうも皆様はじめまして、とある男でございます。
第一話 粉骨砕身
ということなのですが、文字通りに私が粉々に砕けたわけではございません。
現在の私のことをすこし説明しますと、高校3年生で部活を引退したばかりでございます。さらには受験生ということでこの時期、大学に向けてテストを受けている真っ最中というわけでございます。
そんな青春というべきなのでしょうか、を送っている私に今日起きた出来事。
それは、圧倒的サボりです。
勘違いしないでください。私がサボったわけないじゃないですか。といっても、
私がどんな人かまだわかってませんよね。とにかく…サボったのは元生徒会の
”やつら”でございます。ということはつまり私の所属していた部活は…
察しの良いあなた。正解です。
私は元生徒会所属の者でございます。そして、副会長をつとめておりました。
一見、すごい!と思うかもしれませんが、実は学校側から副会長をやりたいという人がいない、と猛烈なオファーがありました。それで仕方なくはいったという、なんとも言えないきっかけでございます。おっと、すこし話がそれてしまいました。
それで、その”やつら”何をサボったのか。
それは、新たな生徒会の面々を決める選挙の応援演説でございます。
そう、一週間前に配られたプリントをとうの当日までやらないというやらかし。
そしてそれを拭うのはわたくし。よって、私は一日で3人分の応援演説を書いたのでした。幸い、応援演説は何度も書いたことがあるのでパパッと仕事を終わらせましたよ。そんな私ですが、副会長の応援演説をもちろんやりました。生徒にも労働基準法を制定しましょう。
身も心もクタクタな私ですが、それで一日は終了しません。次は短期留学の会議です。私は、学校長からのお誘いでとある町のプロジェクトに応募しました。大雑把に説明しますと、それは海外で留学し、海外と交流を深めるというものです。これは、面接試験があり、3名だけが受かるというものだったのですが、悲運なことに私は受かってしまったのです。受験があるこの時期に…。
受験と短期留学が被っていないのが不幸中の幸いですが、その間わずか3日。合否の結果が出てから、たった3日で海外へ旅立ちます。よって、もし不合格ならこれ以上ないくらい最悪な留学になると言えるでしょう…。そんなハラハラドキドキが大好きな人にはたまらない状況下に、私は陥ってしまったのです。
これから、私には一体何が起きてしまうのでしょうか。
ということで一日で起きたことを全部ここにまとめて、一人の男の人生をずらずらと綴っていこうかなと思います。ああ、こんなやつも世の中にいるんだなという視点でどうぞ次回を楽しみにしていてください。それでは今日はこれで失礼。また明日会いましょう。
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