第10話

こういう反応されるのはわかっていた。




もういいだろと思い

次こそ階段を上がろうとした瞬間ーーー。






(言わせたい人には言わせておけばいい。

見た目で判断する人なんて僕からお断りだよ。)





意外すぎる返事が返ってきた。






(それより僕と連絡先交換しない?

りなさん。友達になろうよ。)




と言って、ポケットに手を突っ込む龍也。



出てきたのは携帯。





お前も持ってきてんのかよ。

さっき先生にバレたらとか

どうのこうの言ってたよな?




まぁ、いいか。






(、、、いいけど。)

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