第8話
(ねぇ、学校に携帯持ってきてるのバレたら
没収されるんじゃない?)
意外にも真面目くんは話しかけてきた。
驚きを隠せない私は無言を貫く。
(2年で同じクラスになったんだ。
僕の事わからないかな?)
んー。んー。
どれだけ考えてもわからない。
遅刻して学校へ来て教室へ行っても
私は寝てるか、非常階段でサボってる。
わかるわけないだろ。
また無言を貫いていると
(僕、龍也(りゅうや)。よろしくね)
よろしくはしない方がいいと思う。
私は先生にも無視されているような存在だ。
馬鹿なのかな、この男ーーー。
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