第34話



そして放課後ーーー。




ゆうが先輩が先に来ていた。



(返事聞いていい?)


(ごめんなさい。付き合えません。)


(あきらと付き合うの?)



知ってたんだ。と思いつつコクリと頷いた。


(そっか)


悲しそうな顔をして去っていったゆうが先輩に

少し罪悪感を覚えた。




そして少し待っているとあきら先輩が来た。


私はゆうが先輩に答えた通り

告白をOKして付き合う事になった。




正直、今までの環境のせいで

人を好きになるとかはよくわからない。


だからあきら先輩を好きか

と聞かれてもよくわからない。



最低な話だけどあきら先輩を選んだ理由は

ゆうが先輩とは違い

同じ寮生で一緒に過ごせる時間が多いと思ったからだけだった。




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