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え、私なんか変な事言った?
「俺の事、知らないのか?」
え、そんなに誰もが知ってる人なの?
「四條 暁さんって名前は知ってます。この前、繁華街で囲まれてて名前は聞こえたので。でも、お仕事とか知らないです」
スタイルいいし、モデルとか俳優?
「そうか。で、どうする?」
どうするって…。
さっきの話だよね?
夜ご飯作るだけで、お金が貰えるのはスゴく有難い。
「料理って言っても、ここみたいな一流みたいなもん作れないですけど、大丈夫ですか?」
「大丈夫だ」
「私がお家に伺っても、いいんですか?」
「あぁ。いつも帰り22時以降だし、日が回る時もあるから、鈴は作り置きしてくれてたらいい。時間も何時でもいい。合鍵渡しておくから」
あ、合鍵!?
「い、いいんですか?」
合鍵って、恋人とかに渡すものじゃないの?
「あぁ。これがマンションの住所だ」
四條さんは、紙に住所を書いて渡してきた。
絶対タワーマンションだよね?
この住所って高級街のとこだし、タワーマンションが多いとこだもん。
「あ、あの。四條さんってお仕事何されてるんですか?」
「なんだとおもう?」
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